ネットで紹介しているゴキブリ退治の技をいくつか試したことがあります。
ゴキブリに洗剤を直接かけて退治するなどの技はそこそこ上手くいきますが、ほとんど使えないものばかりでした。
また、技によっては後でひどい状態になることも…。
というわけで、わたしの経験をもとに、ゴキブリを発見したときに、使えなかった技・使えるが問題がある技・ちゃんと使える技の3つの退治方法に分けて解説してみました。
それと、ゴキブリは出現してからではおそいです。気がつけばアチラコチラにいるようになってしまいます。やはり、発生しないための予防策が必要です。
わたしは、退治&予防策に『アースゴキブリホウ酸ダンゴ』を使ってみたところ、数年一匹もゴキブリを見ることなく過ごせました。せっかくなのでちょっとしたインプレもしてみます。
- 手に触れたり潰したりする退治方法(技)は避けています。
- 一個人の経験談ばかりで申し訳ありません。写真撮るのもどうかと思いまして…。
- この記事は2020年3月に書かれたものの内容を見直し改訂しています。
ゴキブリ退治に使えなかった技
「ゴキブリ多すぎでしょ、部屋をきちんと掃除してゴキブリが出ないようにしとけよ」というわけですが、いろいろ試してみましたので、ちょっとは参考になるかと。
まずは『ゴキブリ退治に使えなかった技』からです。
- 熱湯をかける技
- 虫取り網で捕まえる技
- 愛猫ジェロニモの技
熱湯をかける技
毒性のある殺虫剤をかけるよりも環境にやさしいです。熱湯とは沸騰しているお湯のことで、90℃以上の温度があります。
熱湯の量は、コップ一杯分以上の量。これをゴキブリの真上から浴びるようにかけ続けます。
どうして熱湯かよいのかというと、昆虫を構成するたんぱく質は熱湯がかかることにより固まってしまい、生命の維持ができなくなるから。
実際にやってみました。
熱湯を沸かすのに時間がかかってその間に熱湯をかけにくい場所に移動した・ゴキブリの動きが速すぎてタイミングがつかめない・熱湯がゴキブリにかかっても死なずに逃げられた…。
といった次第でした。
難易度が高すぎです。わたしには全く無理でした。場所やタイミング、ゴキブリの元気度など、よほど条件がそろっていない限り退治するのは難しいと思います。
それに、床や壁にばらまいたお湯の後始末がたいへんでした…。ゴキブリは退治できなかったし、ゴキブリにかかった水でなんだかちょっと嫌だし…。
もし、熱湯で退治したいなら、熱湯の入った『やかん』の口から直接かけるのがベストです。ゴキブリを狙いやすいです!
虫取り網で捕まえる技
「ゴキブリは虫だから、虫取り網が良いんじゃないの?」という発想で試してみました。
ところが、ゴキブリは平べったいので、網と壁や床のすき間から逃げようとします。なんとか網に入ったのですが、動きが速いので網からポロリと逃げられました。
というわけで、購入した虫取り網は、家の中に侵入したハエや蛾、または蜂を外に出すときに使っています。
愛猫ジェロニモの技
ネコが飼い主に動物や昆虫を持ってくるのは有名な話です。
しかし、うちの愛猫ジェロニモは、全くそういうことをしません。ゴキブリを発見しても適当な距離をとってずっと見てるだけです。
それでいいのです。我が家の一員に素手(足?)でゴキブリ退治などさせられません。
ゴキブリ退治に使えたが問題のある技
しっかり使えて効果のある技なのですがちょっと問題が…という技です。
- 液体洗剤をかける技
- ガムテープでくっつける技
- 掃除機で吸い込む技
- ハエや蚊用の噴射系殺虫剤を使う技
液体洗剤をかける技
食器洗い用洗剤や衣類を洗う洗濯洗剤など、界面活性剤が入っている液体のものなら何でもオッケー。
界面活性剤入りの洗剤は、ゴキブリの体表の脂を落として気管の中まで洗剤を侵入させやすくし、窒息させる効果があるからです。
わたしがよく使う技です。経験上の理由ですが、殺虫剤よりも効きがいいからです。活動を停止するのが速い。
足がピクピク動いてるうちは気持ち悪くて後処理するのが嫌なんですよね…。
ただ、揮発性の低いベタベタした液体なので、うまく洗剤を命中させないとゴキブリが這ったあとに洗剤が残ってかなり気持ち悪いです。後処理がたいへん。
また、隙間に逃げられると使えません。
液体洗剤をかける技は、水場など後処理しやすい場所で使うほうがいいでしょう。スプレータイプのボトルに入れて利用してみるのもいいかも。
アルコールやファブリーズを使う人もいるようです。
ガムテープでくっつける技
わたしの親がやっていた技です。棒(新聞や雑誌丸めてもいいです)の先端にガムテープの粘着部分が表になるように巻いて、トリモチのように使います。
ゴキブリよりも素早い動きがあなたにあれば、高確率で捕まえることができます。
それに、水や洗剤のように後始末がたいへんではありませんし、殺虫剤を使うよりクリーンです。
ただ、個人差はありますがつくるのが面倒くさい。それに、隙間に逃げられると使えない場合も。
しかし、材料があれば手軽に作れますので、ほかに手段がないときなどのために覚えておいて損はないと思います。
掃除機で吸い込む技
たまたま吸い込んでしまいました。
紙パック式の掃除機ならいいのですが、うちは紙パックのないサイクロン式の掃除機なので、フタを開けてゴミを捨てるときはちょっと緊張しました。飛び出してきたら嫌ですから。そのあと掃除機をしっかり洗いました。
紙パック式の掃除機で吸引力があるのなら、かなり良い方法だと思います。殺虫剤を使いませんし、まさにクリーン(掃除機だけに)です。
ただ、これをするときは、T字の床用ノズルを外して使い、退治した後はしっかり除菌しておきましょう。
これも、他に手段がないときのために覚えておきましょう。できれば、古い掃除機をとっておいて、害虫専用にするのもありかと思います。
ハエや蚊用の噴射系殺虫剤を使う技
即効性はありませんが、ハエや蚊用のものでももちろんゴキブリを退治できます。
ただ、抗体を持ったものは難しいという話をきいたことがあります。
わたしは、わざわざゴキブリ専用の噴射系殺虫剤を買うのがもったいなかったので、ハエ蚊専用のアースジェットを一時期使っていました。お安いので。
ゴキブリ退治にちゃんと使える技
やはり、これしかありません。ゴキブリを発見したときに素早く確実にしとめられます。
- 噴射系殺虫剤を使う技
噴射系殺虫剤を使う技
ゴキブリを発見したら、その場で噴射系殺虫剤(即効性)を使用して退治します。
ゴキブリをイチコロにしたあとの処理ですが、汚いと感じるので中性洗剤やアルコールなどで拭き取られることがあるかと思います。
わたしは、ワックスしたフローリングにキッチン用アルコール除菌をスプレーし、フローリングを白く濁らせてしまいました…。
あとでスプレーの裏面を見たらワックスに使うなって書いてありました。中性洗剤が一番無難でしょうね。
退治した後の始末は早めにしておきましょう。死骸は仲間の餌になりますし、卵が残っているかもしれません。
また、死骸に残ったフェロモンで仲間をおびき寄せます。
そのほか、使用や使用後の注意などは、商品ラベルの使用上の注意やQ&Aなどをメーカーさんのサイトで確認してみてださい。
やはり、その場で退治しても1匹いたらその何倍もいるといわれるゴキブリ。
家庭の退治&予防策としては毒餌系の駆除剤であるホウ酸団子が手軽で便利だと思います。事実、わたしの家ではほぼこれで解決しました。
わたしは、『アースゴキブリホウ酸団子』を定期的に使っているので、そのへんのインプレを簡単にして終わりたいと思います。
アースゴキブリホウ酸ダンゴ『ゴキンジャム』はたしかに効いた。しかし…
わたしの家は二階のある一戸建てです。アースゴキブリホウ酸ダンゴ『コンクゴキンジャム』で十分に効力を発揮しました。
私がこれを選んだのは、
- 毒餌(どくじ)系の駆除剤で価格が一番安かった。
- 毒餌系の駆除剤は、置いておくだけなので面倒でない。縦置きもOK。
- 薬剤に触れない安心容器(猫がいるので)
- 巣にいる他のゴキブリを一網打尽にできる。
という理由からです。
そして、ホウ酸団子(ゴキンジャム)のゴキブリ駆除までの道のりは以下のようになります。
- ゴキブリの通り道になりそうな場所や居そうな場所にゴキンジャム(毒餌)を置きます。
- ゴキンジャムを食べたゴキブリが巣に帰り、ホウ酸を多く含んだフンをして死にます。
- 2のフンを他のゴキブリが食べて、巣の中のゴキブリも駆除します。
というわけで、よく効いていたのか数年の間は家の中で一匹も発見しませんでした。
しかし、あまりにゴキブリが出ないので油断してしまい、交換するのをすっかり忘れていました。
やはりというかなんというか、それから家の中でも見かけるように。
毒餌系の駆除剤は、期限がくれば必ず新しいものに交換することが大事ですね。身を持って知りました。
うちにはジェロニモ(ネコ)がいるので、ホウ酸ダンゴを食べたり遊んだりしないか心配でしたが、全く興味がないようで安心して使っています。(こちらも確認)
『コンクゴキンジャム』よりもさらに強力なのが『ブラックキャップ』駆除剤です。
即効性があり、メスの卵にも効きます(抱卵初期のメスに対して有効)し、薬剤抵抗性ゴキブリにも効きます。Amazonでのレビュー評価は高いです。
わたしの家とそのまわりの環境だと『ゴキンジャム』でも十分なのですが、今度は『ブラックキャップ』にしてみようかと。
商品リンクを張っておきましたが、近所のホームセンターで買ったほうが安いこともあるので、購入の際は確認してもらえたらと思います。
こういう商品って、ネットのほうが高いときあるんですよね。送料にも注意です。
ここまで読んでくださった方、読んでくれてありがとうございました。あとは雑談で終わりたいと思います。
なんしかの雑談:くん煙処理のエピソード
2ヶ月ほど飲食店の早朝清掃アルバイトしてた。
一度、害虫駆除の業者さんがきて『くん煙剤』たいてたわ。
あれって、飲食店では夜中やるんじゃないんですか?
早朝といっても夜中2時に入って掃除してた。
知らずに店に入って電気つけたら視界が真っ白で火事かと思ったけど、薄いビニールで仕切ってあったので害虫駆除してるんだってすぐに分かった。
というか、駆除の連絡くれよ!って感じ。
で、駆除したあとはどんな感じでした?
やっぱり厨房のまわりとパントリーはすごかったな。台やテーブルの上にいっぱいひっくり返ってたわ。客席(40席ぐらい)はそうでもなかった。トイレも意外に少なかったな。
厨房はしょうがないですね。そんなもんです。
しかし、駆除処理が終わった後も生きてるのがいっぱいいるんや…。ふつうに壁に張りついてるのもいたわ。逃げる力はないようだったけど。
う〜ん、それはくん煙の途中で管理人がドア開けて入っちゃったからじゃないですか?(煙が逃げたとか…)
あっ…
じゃあの!
※ 燻煙駆除処理の途中は気をつけましょう。
店の外で待機していた業者さんに目とか喉とか大丈夫ですか?と心配されました。それよりも(ドアを)開けちゃいましたかぁ…って感じでしたが…。