ノース・フェイスさんのスクープジャケットをO.D.ベースクリーナーで洗濯して、O.D.メンテナンス S.R.ウォッシュインで撥水処理を施したいと思います。
THE・NORTH・FACEのスクープジャケットは、日本ではGOLDWINさんが販売しています。
わからないことはGOLDWINさんのカスタマーサービスセンターで聞いてね。
▼ インプレも書いてみました。

スクープジャケットの洗濯方法の確認
今回は洗濯2回目です。タウンユースでの利用なので撥水処理はそうそうしなくても良いのですが、せっかくなのでやってみました。
洗濯方法の確認
スクープジャケットのタグから洗濯方法を確認します。
洗濯のタグの確認
上記一番左の写真の旧JIS洗濯表示記号を確認しました。
上段左から、
- 湯温は30度を限度として弱い手洗いが良い。
(洗濯機は使用できない・弱い手洗いには振り洗い、押し洗い及びつかみ洗いがあります。) - 塩素系漂白剤による漂白はできない。
- アイロンがけはできない。
下段左から、
- ドライクリーニングができる。溶剤は、石油系のものを使用する。
- 絞ってはいけない。
- 日陰のつり干しがよい。
GOLDWINさんのWEBページには新JISの洗濯表示記号が記載してあります。(今回洗うスクープジャケットとは型番が違いますが一応記載しておきます。)
スクリーンショット一部抜粋:GOLDWIN WEB STORE/スクープジャケット
こちらも一応確認しておくと、左から、
- 湯温は40℃を限度とし、手洗いができる。
- 塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止。
- タンブル乾燥禁止。
- 日陰のぬれつり干しがよい。
(ぬれ干しとは、洗濯機による脱水や、手でねじり絞りをしないで干すことです。) - アイロン仕上げ禁止。
- 石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる。
- 弱い操作によるウエットクリーニングができる
と、こんな感じです。ほとんど一緒のようです。
タンブル乾燥は、要は乾燥機を使うなってことです。なので乾燥は日陰干し一択です。
ドライクリーニングとウエットクリーニングはクリーニング店でしかできない処理ですね。
手洗いで洗濯します
タグを見ると、湯温は30度を限度として弱い手洗いが良い(洗濯機は使用できない)ということですが、ネットを見ると洗濯機を使っておられる方が結構いるようです。
せっかくなので、GOLDWINさんの公式通販ショップの洗濯方法の情報を入手し、調べて見ました。
参考 MAINTENANCETHE NORTH FACE 公式サイト洗濯機を使用してるようです。
念のため(笑) GOLDWINさんにメールで問い合わせてみたところ、
- 『①洗濯表示通り ※洗濯機で洗った場合、風船状になり遠心力で製品が破れた事故がありお薦めはしていません。』
との回答をいただきました。
今回は手洗いでおこないます。
撥水剤は漬け込みタイプを使用します
洗濯のタグには、撥水性低下には撥水スプレーを使用と書いてありますが、今回は漬け込みタイプの撥水剤(O.D.メンテナンス S.R.ウォッシュイン)を利用します。
というわけで…
なるべく洗濯のタグに書いてある通りに洗いますが、漬け込みタイプの撥水剤を利用するのでちょっと手順が違ってきます。
撥水剤の利用からは撥水剤の説明書き通りに作業を進めてみます。
間違いがないように情報を集めていますが、もし間違っていると取り返しがつきません。
必ず洗濯する人本人が商品実物についているタグなどから洗濯表示記号や洗濯方法を確認して適切な洗濯をしてください。
よろしくお願いします。
洗濯で使うもの
- たらい
- 水
- 洗剤
- 撥水剤
手洗いなので”たらい”を用意。水は量って使います。
洗剤はO.D.ベースクリーナー、撥水剤はO.D.メンテナンス S.R.ウォッシュインを使います。
スクープジャケットを手洗いで洗濯します
洗濯機ではなく、手洗いで洗濯します。
洗濯の前に
- 服に汚れが特にひどい部分やシミがないかしっかりと確認しておきましょう。
私は汚れがひどいところは直接洗剤を塗布して洗っています。 - 洗濯前に霧吹きで水をかけるなどして、洗濯前と後の撥水性能の違いを確かめるといいと思います。
- ポケットに何か入ってないか確認しておきます。次にファスナー/ベロクロ(面ファスナー)/ボタンは閉じておきます。
ベロクロを閉じておかないと、埃や糸くずが絡んで取れなくなってしまいます。
洗濯開始
1:洗濯
- 洗濯機は使わないので、たらいにぬるま湯(30〜40℃)を入れる。
(O.D.ベースクリーナーはキャップ2杯でジャケット1枚/水15リットルが必要)
↑ たらいがなければお風呂なんてどうでしょう。 - 洗剤のボトルはしっかり振って撹拌してから使うこと!
1に洗剤を入れてしっかりかき混ぜます。 - 2にジャケットを5分ほど漬け込みます。
- 押し洗いで汚れやシミを落とします。いつもは汚れの酷いところには洗剤を直接塗布して洗っていますが、今回は特に汚れていなかったので、何もしませんでした。
洗いすぎると色落ちします(笑)
画像ではわかりずらいですが、濁っています。
次の工程に移ります。
2:すすぎ
洗浄液を捨てて、水が綺麗になるまで繰り返しすすぎをおこないます。しっかりすすいでおかないと、撥水性を低下させる原因となるようです。
私はたらいをお風呂に持っていき、たらいに水を入れながらしっかりすすぎましたよ。
3:脱水
脱水機は危険(笑 ほんの少しなら大丈夫だとは思うのですが…。
このスクープジャケットは服の中(袖口や腰付近など)に水が溜まるようです。水が抜けません。
洗濯タグによると、”遠心脱水はお避けください”とのことなので、振ったり押したりして、軽く水を切りました。私は3分前後おこないました。
この時、絞ったらダメ。
4:撥水漬け込み
S.R.ウォッシュイン を使って撥水加工を行います。この製品は漬け込みタイプなのでムラが発生しにくいという特徴があります。
- 撥水剤のボトルをしっかり振って撹拌しておくこと!(S.R.ウォッシュインは沈殿します。)
S.R.ウォッシュインはキャップ5杯でジャケット1枚/水15リットルが必要)
ちなみに、脱水機を使っていないのでジャケットに染み込んだ水の分を考慮して撥水剤を少し多めに投入しました。 - 撥水剤が染み込むようにジャケットを優しくもみ込む。
写真はぐちゃぐちゃですが、漬け込む時は形を整えています。
- その後10分程漬け込む。ジャケットが浮いてくるので、手で押さえていました。
5:脱水
洗濯タグによると、”遠心脱水はお避けください”とのことなので、振ったり押したりして、軽く水を切りました。
この時、絞ったらダメ。
6:日陰のつり干し
洗濯のタグによるとスクープジャケットは乾燥機は不可のようです。
紫外線のダメージを防ぐために日陰で形を整えてからハンガーにかけて、つり干しして自然乾燥させます。
干す前に、パタパタさせるなどして、ある程度シワを伸ばしてね。(ジャケットから水がポタポタと落ちている状態です。)
S.R.ウォッシュインのボトル記載の乾燥方法によると、“自然乾燥の場合は48時間乾燥”させると書いてあります。
日陰でくつろぐプレーリードッグ
[ ぱくたそ(www.pakutaso.com)][ photo すしぱく ]
管理人の経験談…
撥水剤で濡れた衣類を木製ドアに引っ掛けて干していました。
途中で気づいたのですが、木製ドアの表面のコーティングが溶けて、衣類に付着していました。
そのほか:アイロンがけによる撥水効果の回復
S.R.ウォッシュイン(撥水剤)は自然乾燥よりも乾燥機による熱処理でさらなる撥水効果を得られます。
しかし、スクープジャケットは乾燥機は不可…なので、低温で当て布をするアイロンがけで撥水効果を高められます。
アイロンがけは、溶けたり外れたりする可能性があるので、ロゴや止水ファスナー、止水テープなどには当てないようにして下さいね。
7:洗濯終了
洗濯が完了しました。匂いもそんなに気にならず。(気になる人は気になるだろうなぁ)
タウンユースの2年目2回目の洗濯なので、撥水性も洗濯前と変わらず。
あとはハンガーにかけてクローゼットにしまっておきたいところですが、今は12月。これから春の終わり頃まで着用します。
洗濯が終わりました
綺麗に洗えました。
タウンユースなので撥水作業はそんなに頻繁にしなくても良いかなと思うのですが、いっぱい撥水剤が余ってるし、ブログにアップするし、ということで使ってみました。
以上で、スクープジャケットの手洗いと撥水剤(つけ込みタイプ)の処理を終わります。