Xperiaの一部の機種では、Playストアから『PS4™Remote Play』をインストールしておくことで、PS4をリモート(遠隔操作)することができるようになります。
リモートするには、色々と手続きが必要となってきます。最初にその辺をお話してから、遊んでみたいと思います。
また、リモート画面のスクリーンショットで1080p(PS4Proのみ)と720pの解像度を比較したかったのですが、リモート中はスクリーンショットを撮ることが禁止されているので、文章のレビューのみとなります。
今回は、XperiaXZsのグローバルモデルでPS4Proを試してみました。
- 2018年1月に書いた記事です。当時、アンドロイド端末でリモートプレイできるのは、Xperiaだけでした。
- また、当時と違って、リモートプレイの仕様が変わっていますので、参考になりません。Android端末が手に入れば、あたらしく記事にしたいと思います。
今回のリモート環境
ソニーモバイルさんのサイト、Xperia使いこなしガイド>PS4リモートプレイに、リモートに必要なもの、必要な条件などが詳しく記載してあります。
PlayStation4Pro(システム5.01) | Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T)IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
XperiaXZs(グローバル) | Snapdragon820 2.2GHz2コア+1.6GHz2コア/4GB IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応 フルHD(1920*1080) Android7.1.1 |
DUALSHOCK4コントローラー | 新型コントローラー6230 |
PS4 Remote Play(アプリ) | バージョン2.5.0 |
無線LANルーター | 11ac/n/a/g/b 867+300Mbps |
光回線(3回測定の平均) | XperiaXZs:down75.8Mbps/up66.8Mbps PS4Pro:down400.0Mbps/up250.6Mbps |
他にSony Entertainment Networkのアカウント。
PS4Proは”ブーストモード”(Pro非対応のソフトの画像強化、フレームレートの改善が期待できます。)にしています。
PS4のリモートプレイに必要なXperiaは…
上記のリンク先を見ると、Android5.0を搭載したXperiaZ2以降の機種なら大丈夫な感じ。記載はされていませんが、海外でしか販売していないXA1Ultraといった機種でも可能のようです。
DUALSHOCK4コントローラーが必要…
やはりコントローラーがあるとないとでは全然違いますね…。
古い端末では使えない端末・コントローラーがあるようで、上記のサイトでチェックしてみてください。
ちなみにコントローラーは、端末とBluetooth接続になります。
今回、リモートしてみて、DUALSHOCK4にXperiaを取り付けるアタッチメントが必要だと思いました。寝っ転がって遊べません。
コントローラーを使わない場合…
コントローラーがなくても画面に仮想のスティックやボタンを表示してくれます。下の画像は横向きですが、縦向きのレイアウトもあります。
仮想スティックの操作はかなり難しいですね。
『PS4™Remote Play』アプリをPlayストアからダウンロード
わたしのXperiaXZsは、Playストアからインストールしなくても最初から端末内にありました。
『PS4™Remote Play』アプリの設定
▼『PS4™Remote Play』アプリを起動した時の画面です。
次へ:リモートプレイを開始します。
登録する:DUALSHOCK4をXperiaで使えるようにします。
▼ 設定:リモートプレイの品質などを変えることができます。
ビデオ品質の解像度で最高(1080p)を選べるのはPS4Proだけです。
接続には高速なネット回線とWi-Fiが必要
当然、高速な回線が必要となります…。
PS4とXperiaが同一のLAN(アクセスポイント)に接続します。
屋外や外出先では、リモート接続は無理だと思ってください。今現在の通信技術ではまともに遊べないでしょうし、SONYさんも推奨していません。
今回は通信が安定している有線LANケーブルでPS4をルーターに繋いでいます。XperiaはもちろんWi-Fi接続となります。
Sony Entertainment Networkのアカウントが必要
これがないと、ゲームソフトやPS4本体のバージョンアップができないので、みんな持っていると思います。
とりあえずこんなところです。
XperiaとPS4を接続します
『PS4™Remote Play』アプリ、PS4のシステムは常に最新のバージョンにしておきましょう。
では、接続してみます。
接続1:PS4ProとXperiaを同じネットワークに接続
今回は、PS4をLANケーブルでWi-Fiルーターへ。XperiaXZsはWi-Fiで接続しています。
そして、XperiaはBluetoothをオンにしておきます。(DUALSHOCK4を接続する場合)
接続2:PlayStationNetworkでサインイン
PS4Proの電源を投入して、PlayStationNetworkへサインイン。
接続3:PS4Proの設定を確認
PS4のホーム画面の設定>アカウント管理>いつも使う PS4 として登録するを選択しておきます。
接続4:XperiaXZsの PS4 Remote Play を起動
XperiaXZsの『PS4 Remote Play』アプリを起動。
▼ コントローラーを登録するをタップし、維持情報を許可します。
▼ DUALSHOCK4のライトバーが白点滅するまで、PSボタンとSHAREボタンを長押し。(PS4に接続済みならば時間がかかることも。)
登録が完了したら、画面左上の←(矢印)で一旦もどります。最初の画面に戻るので、今度は次へをタップします。
接続5:サインイン
『PS4 Remote Play』アプリに、接続2でサインインしたアカウントを入力。※サインインの画面はスクリーンショットが禁止されています。
その後、『PS4 Remote Play』アプリが接続するPS4を見つけだして自動的に接続します。
以上で接続完了です。
レビュー:GRAVITYT DAZE をプレイしてみました
リモート中はXperiaXZsのスクリーンショットは禁止されているようで、残念ながら撮ることができませんでした…。今回は感想だけになります…。
解像度を1080p・フレームレート”高”で遊んでみました
せっかくのPS4Proなので、解像度1080p・フレームレート”高”で遊んでみました。720Pと比較しながらレビューしてみます。
- 画面はきれい!
さすが、1080p。圧倒的にきれいです。ですが、720pに画質を落としてもXperiaXZsの画面の大きさでは区別がつきませんでした…。 - フレームレートが”高”だと、ぬるぬる動きます!
無線で画像を飛ばしているのに、こんなにもぬるぬる動くとは、技術の進歩を感じさせてくれます。
レートを落として”標準”で遊んでみましたが、カタカタと動いている感じがして気持ち悪いです。レートは”高”一択ですね。 - DUALSHOCK4は遅延を感じる…
入力に対するレスポンスが悪く、操作がワンテンポ遅れます。PCのリモートではそんなにラグを感じなかったのですが…。 - 1時間ほどプレイしましたが、リモートの切断はありませんでした。
たまに画像にブロック状のノイズが入って乱れたりはしたものの、リモートの切断には至らず。DUALSHOCK4も誤作動・切断ともにありませんでした。
今回は回線が安定していたのか、家の中のどこで遊んでもリモートプレイが特段おかしくなるということはありませんでした。
総 評:利用できる場所が限られる…
もっとも残念に感じたのが、コントローラーのレスポンスです。致命的に悪いです。解像度やフレームレートを低くしたら、コントローラーの遅延もましになるかと思ったのですが、ほとんど変わらず。
レース系、アクション系、FPS系の素早い操作はまず無理だと思いました。とりあえずは遊べるんですけどね。
ネット回線が安定していても、コントローラーのレスポンスが悪いとどうしようもありませんね…。
次に、XperiaXZsの画面(5.2インチ)が小さすぎて見難い。目が疲れます。
PCのリモートプレイと同じく、画面変化の少ないターン制のRPGやシミュレーションゲームならば、リモートプレイでも十分に遊べると思います。
ただ、端末側(Xperia)のバッテリーがあっという間になくなります。それに、すごく…熱くなります…。
布団の中でRPGの続きをして遊ぶ→眠い→Xperiaを充電する→寝る
これぐらいしか用途を思いつきません…。
未来の技術ですね。高速通信に革命が起きれば外出先でもストレスなくリモートできる時代がやって来るかもしれませんね。
以上で終了です。ポータブルPS4とかでたらいいですね~。お疲れさまでした。