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Breaking Bad(ブレイキング・バッド):面白かったので気ままに紹介!

『ブレイキング・バッド』をようやく見終わりました。地味なドラマの部類だと思いますが、ホントに楽しめましたよ。

ネタバレ注意!
  • 多少ネタバレしていることろがあります。
MEMO

『ブレイキング・バッド』は、数多くの賞を受賞し、2014年度エミー賞主要部門を総なめした、アメリカのテレビドラマシリーズです。

2013年9月に最終回を迎えています。

この記事の内容

Breaking Bad(ブレイキング・バッド)のあらすじ

真面目が取柄な化学教師「ウォルター・ホワイト」は、自身に癌が見つかったことで、儲かると聞いた覚せい剤「メス」の密造に手を出します。

なぜなら、彼が死んだ後に家族が困らないように、お金をたくさん残そうと考えたから。

ウォルターが化学の知識を武器にして作ったメスは、最高純度99%の完璧な覚せい剤「ブルーメス」として、またたくまに市場を席捲(せっけん)します。

こうして、ウォルター・ホワイトは道を踏み外して(break bad)、悪の道に突き進んでいくのでした。

第一話から、心を奪われました

荒野を走り抜けるキャンピングカーを慌てた様子で運転するのは、防護マスクにブリーフパンツ一枚だけを身に着けた中年太りのおっさん。ちょっとだらしない体は、見る人にとっては大変セクシー。

このシーンだけで、もう目がくぎ付けです。おっさんのだらしない体にではありません、何かとんでもないことになってるんだろうなって…。

やがて、ブリーフ1丁のおっさんが運転するキャンピングカーは、運転を誤って道の脇に突っ込み停止します。車内には、ピストルを持って床に倒れてる人、ガスマスクをつけて倒れている人…。

ブリーフ1丁のおっさんは、停止した車から抜け出すと、車内に転がっていたビデオカメラで自撮りしながら、自分の名前は「ウォルター・ホワイト」だと独白します。そして、

「家族のためにやったことなんだ」

と言ってビデオを撮り終えます。

え!?家族のためにパンイチでこんな惨状になってるんですか? どんな家族なんですか? って感じで、先が気になって、気になって、仕方ありません。

そして、ウォルター・ホワイトは歩いて道に戻り、ピストルを構えます。

このシーンが終わると、Breaking Bad のテーマ音楽とともにタイトル画面が現れ、物語は過去にさかのぼり、どうしてこんなことになったのかを視聴者は理解することになります。

物語の導入からして素晴らしいですね。その先を見たくてTV画面にかぶりつきですよ。

とまあ、第一話だけでなくて他の回もこんな感じで、結果→原因といった風に物語が進むことがよくあります。

主人公、ウォルター・ホワイトという男

どんな感じのドラマなのかというと、

ドッタンバッタン大騒ぎ(ただし、地味)

しながら物語は進みます。

その大騒ぎの元凶が主人公ウォルター・ホワイトというおっさんです。

彼は、ノーベル化学賞獲得に貢献するほど頭がよいので化学の世界では玄人ですが、犯罪の世界ではずぶの素人。素人は素人らしく振舞えばよいのですが、

天才、プライドの塊、頑固、傲慢…

といった性格ゆえに、ウォルターは自分らしく振舞ってしまいます…。

自分らしく振舞うって、なんだか素敵な感じですが、ウォルターのこの性格が物語を生死をかけた最悪な展開に進ませていきます。

自業自得…

しかし、この展開こそが、

天才ウォルターは、最悪な展開が行きついた先から、どうやって生還するのか?

という、ブレイキング・バッドの面白さの一つになっています。

パートナー、ジェシー・ピンクマンという若造

高校の化学教師ウォルターのかつての教え子がジェシー・ピンクマン。

ジェシーは当初、漫才コンビ・ジャリズムの「取り調べコントのDJ」みたいな日系人をメスの製造販売のパートナーにしていました。

しかし、DJは麻薬捜査官に捕まるし、ウォルターにメス製造現場から逃げるところを目撃されてパートナーになるように脅されるしで、仕方なくウォルターを新たなパートナーにします。

このジェシーという若造、

本当におバカ…

というのは、基本的に頭が弱く、学生時代はウォルターに化学の単位を落第させられています。そして、パートナーになってからは、ウォルターの足を何度も引っ張って彼を窮地に立たせます。

ただ、子供が好きでおばあちゃん想い。心に秘めたやさしさを隠し切れないのか、愛されキャラに。

Wikiによると、ジェシー・ピンクマンというキャラは、第一シーズンで死んじゃう予定だったそうですが、番組プロデューサーにも愛されて、続投することになったそう。

そんな、頭のいいウォルターと頭が足りないジェシー。中年のおっさんのウォルターとヤングメンのジェシー。この2人の化学反応(うわっベタベタ)が面白い。

簡単に言うと、

デコボココンビ

なのです。

覚せい剤、組織、報復、殺人…といった陰湿になりがちなテーマをコメディタッチで描いて、視聴者の緊張をちょっとだけ和らげてくれます。

でも、デコボコなのが災いして、ピンチに陥ることもありますが、それもまたこのドラマの面白さの一つでもあります。

というわけで、先に紹介した2人の登場人物以外にも、たくさんの個性的な登場人物が、ブレイキング・バッドを盛り上げますよ。

たとえば、笑い方が怖いあの人、お調子者だが有能なあの人、おじいちゃんなのにツワモノなあの人…などなど。

ブレイキング・バッドの楽しみ方

それでは最後に、ドラマの楽しみ方は人それぞれですが、ブレイキング・バッドの楽しみ方を私なりに伝授しておきたいと思います。

切羽詰まって悪に染まっていく主人公をはらはらしながら見る事

こう言われるまでもなく、きっとそうなると思いますよ!

何度見返しても面白い、今世紀最高のドラマの一つです

というわけで、第一話目を見てわたしは、

このおっさん、これからいろいろとやらかすんだろうな…

と、興味を持った次第で、先が気になって全部で5シーズン62話をいっきに見ましたよ。

まだ見ていない人は、ぜひ見て欲しいですね。アメリカのドラマの最高峰の一つなのは間違いないです。

もし、プレイキング・バッドをすでに全部見たって人は、第一話を見返してみるのもいいかと。シーズン後半のウォルターとは違う彼が見れて、感慨深いものがありますよ。

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日清食品の創業者、安藤百福さんの言葉に「即席めんの開発に成功した時、私は四八歳になっていた。遅い出発とよく言われるが、人生に遅すぎるということはない。五〇歳でも六〇歳でも新しい出発はある。」

という言葉があります。何故かこの言葉を思い出しました。俺も頑張るかな。

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