PlayStation VR 専用 アクションゲーム『ASTRO BOT』を発売日に手に入れました。
一見「スーパーマリオ64かな?」って感じのゲームですが、全然違います。
プレイヤー自身とプレイヤーが操作するキャラクターが共にゲームをする感覚…。
VR が遊び方を再定義した!
という評判通りのゲームプレイ。私がアクションゲームでこんなに夢中になったのは「アレックスキッドのミラクルワールド(SEGA MARK3 古ッ) 」以来のこと…。
遊び方を簡単に解説しながら、レビューしてみたいと思います!
ASTRO BOT をプレイしながら簡単に解説
いくつものミニゲームが集まった『THE PLAYROOM VR』の中で、もっとも評判の良かった『ROBOT RESCUE』を1本のソフトにしたのが『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』です。
ROBOT RESCUE は2人でも遊べるゲーム(1人はTV画面)でしたが、今回は、VR プレイヤー1人で遊ぶことにより、より深い VR 体験が得られるようになっています。
さっそく、ASTRO BOT をプレイ!
ゲームの目的は、プレイヤーの相棒「ASTRO(アストロ)」を操って、各ステージで迷子になった200以上の「BOT(ボット)」を救出しながら、行く手を阻む敵と戦うというもの。
プロローグ…事の発端は、意地悪な宇宙人
▼ 宇宙船アストロ号に搭乗する「ASTRO(アストロ)」たちご一行は、突如現れた不良宇宙人に絡まれ、宇宙船をボコボコにされてしまいます。
壊された宇宙船のパーツと200以上の「BOT(ボット)」は、ASTRO と宇宙船の一部を残して、散り散りばらばらに飛散します。
▼ ASTRO と ASTRO を操る「あなた」は、散らばった仲間と宇宙船のパーツを求めて、5つの惑星を旅することになりました。
ステージ『はじまりのミマワシティ』で基本操作を学ぼう
ゲームシステムは、スーパーマリオブラザーズと同じで、一本道の先にゴールがあるタイプ。
そのステージのあちこちにいる BOT を救出しながらゴールに向かって進んでいきます。
一番最初に遊べるのは、ワールド1-1『はじまりのミマワシティ』から。
それでは、プレイ開始~。
▼ 細かい操作方法は、ゲーム画面の中にモニターが出現しますので、マニュアル要らず。
▼ モニターに映っている大きいロボットが「あなた」。手に持っているコントローラーでASTRO を操作して、時には手助けをして、ゴールまで導きます。
VRの中の「あなた」は、ステージの中を自由に移動できません。ASTRO の後を追うかたちで自動的にステージの先へと進んでいきます。
▼ ASTRO の基本的な移動方法は、コントローラーの左スティックと、×ボタンのジャンプで行います。
× ボタンを押す。押しっぱなしで少しだけ高く飛べる。
ホバー移動中にタイミングよく□ボタンを押して、ホバー移動よりも少し遠くへ。※ この画像だけ、ワールド1-2 から引用しました。
▼ 「赤い顔に白い目玉」はチェックポイント。ここを通過すれば、青い顔にチェンジ。ミスをしたら、最後に通過した青い顔からゲームは再開します。
ASTRO は、敵にやられたり、コースから落下したりすると、ミスになります。チェックポイントからやり直しです。
▼ 落下してミスるのは、たいていがジャンプミスです。基本的に、コースの端は地上にいる状態なら踏ん張ってくれます。
▼ そうそう、ASTRO を操っている「あなた」は、後ろに進めません。先に進みすぎたら、振り返って ASTRO を操作することも…。
▼ さっそく仲間の BOT を発見。□ボタンを押して、プレイヤーの持っているコントローラーの中に救出します。
360度全方向に気を配らなければ、隠れている BOT を見逃すことになりますよ。
▼ あのゲームみたいに、ステージに散らばっているコインも集めます。
▼ 敵が出現! ジャンプ、パンチ、ホバーアクションなどで敵を倒すことができます。
□ボタンを押しっぱなしにして離すと、最強の貯めパンチを回転しながら繰り出します。
本来は遠くへ飛ぶためのホバー移動が、ホバーアタックに変わります。
▼ ゴールに到達。コインを稼ぐミニゲームが始まりました。
▼ このステージの BOT を全員救出しました!
▼ もし、救出し忘れたBOTがいれば、その BOT だけが残るステージを何度でもプレイできますし、ゲームの途中でも、コントローラーの OPTION ボタンを押せば、ステージのはじめからゲームを始めることができます。
そうそう、どこに BOT がいるかわからない場合は、BOTの「声」を手掛かりに探してみては。
「あなた」は ASTRO のお手伝いをします
ASTROの力だけでは先に進めないとき、プレイヤー自身がVR空間上に現れているコントローラーなどを使ってサポートを行います。
▼ コントローラーにセットされたロープを向こう側に飛ばして、ASTRO が渡る道をつくりました。
コントローラーに水鉄砲をセットするステージもあります。ASTRO を手助けするアイテムが他にも色々ありそうですね。
ボリュームは十分! ASTRO BOT のステージ構成
本作には5つの惑星があり、それぞれの惑星で4つのステージとボス戦を用意しています。最後のボスを合わせると全26ステージになり、チャレンジステージも同じ数だけあります。
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全体のプレイ時間は8~10時間を想定しており、VRゲームの中では非常にボリュームの多いタイトルになっていると思います。
PlayStation®.Blog:【PS VR】『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』プロデューサーによる紹介映像公開! 秘話満載のインタビューも! より抜粋
- 全26ステージ:5つのワールド(4つのステージ + ボス戦) + 最後のボス戦
- チャレンジステージも同じ数
- 全体のプレイ時間 = 8~ 10 時間
フルプライスのゲームでないわりに、ボリューム満点ですね。クリアした後も遊べます。
実寸大の「どでかい」ボスと戦います!
1つのワールド(惑星)で4つ全てのステージをクリアすれば、いよいよボス戦です。ボスを倒すと、宇宙船のパーツを取り返すことができます。
目の前にド~ンといる感じがして、迫力満点です。
ゲームプロデューサーさんの話によると、当初のデザインより2~3倍のスケールになったボスもいるそう。
メインステージと同じ数のチャレンジステージ!
各ステージにいるカメレオンと呼ばれるキャラクターを発見すれば、チャレンジステージがアンロックされます。
チャレンジステージには、タイムアタックをしたり、敵を倒してスコアを競ったりするものがあります。
▼ カメレオンは、姿を完全に現して消えるまで、しっかり見つめること!
▼ アンロックされたタイムアタックのチャレンジステージ。
集めたコインで UFOキャッチャー ができる!
ある条件をクリアすれば、集めたコインを使って、UFOキャッチャーで遊べるように。
▼ 獲ったオモチャは、じっくり眺めてから部屋の中に飾ることができます。
オモチャの実在感がすごい…。まるで本物。これを見るためだけに PSVR を買ってもいいかも?
▼ Amazon のレビューを見ればわかるのですが、ゲームではなくてもはやアトラクションという意見が多いです。絶賛の嵐です。
体験版が配信されています!
2010年10月18日、体験版の配信が始まりました!
2つのステージと、ここでも紹介しているジャイアントゴリラとのボス戦を楽しめます。
体験版で遊ぶと、ダイナミックテーマやミニサウンドトラックなどが無料でもらえます。(2018/10/18 現在)
レビュー:誰もが遊べるVRキラーコンテンツがようやく出現?
PSVR は、映像の解像度があまり高くないので、遠くに離れすぎているモノは、立体感が薄れてしまいます。私が思うに、目の位置から4、5メートルぐらい先ぐらいまでが一番立体感がある感じですね。
ASTRO BOTは、ちょうどそのあたりで画面をつくっているようで、しっかりとしたモノの存在を感じます。
ASTRO BOT の おススメ ポイント!
- 今までにない感覚。さすがVR とにかく楽しい!
- PSVRではトップグラスのグラフィックと画面のキレイさ!
- 価格のわりにボリュームがある!
今までにない感覚。さすがVR とにかく楽しい!
ASTRO だけでなく、あなたもVR空間で自分自身を動かさなければなりません。
360度全方向に注意を向けて頭や体を動かすので、夏場だったら汗をかいていると思います。
でも、それが楽しい。
VRの特性を生かし切ったゲームがようやく登場したかって感じです。
完成度の高さはピカイチ!
PSVRではトップグラスのグラフィックと画面のキレイさ!
怖くないから誰でもできる、ポップで明るい世界観。子供から大人まで楽しく遊べると思います。
また、PSVR では、トップクラスの画面の綺麗さ! 私は、PlayStation4Pro で遊んでますが、Proだと一部映像表現が強化されるそうですよ。
ゲームを進めていくと、海のステージがあるのですが…凄すぎです…。ぜひ体験してみてください。
価格のわりにボリュームがある!
わたしは、基本的に1回遊んだら、たとえ未到達の要素が残っていたとしても、もうやらない人なのですが、これは違います。
というのは、見たことのない世界にいるという感覚が VR だと強くて、色んな所をついつい覗いてみたくなって何度でもプレイしています。
また、ゲームプレイ中、BOT やカメレオンの取り逃がしが多く、何度でもプレイしています…。
かなり長く遊べそうな感じです。コスパは高そうですね。
このゲームのそうでないところ…
- VR だから目が疲れる…
- PSVRがないと遊べない…
- PSVR が12歳未満の子供には、遊ばせられない…
VR だから、目が疲れる…
このゲームだからというよりも、VR だからしょうがないって感じです。
15~20分に1度は休憩しないと目が重くなったり頭が痛くなったりして、続けて遊ぶと気持ち悪くなってきます。
ただ、酔いにくいですね。
PSVRがないと遊べない…
「人柱(笑)」とか言ってる場合ではありません。買わないと遊べないです。
まあでも、もっと性能の良いヘッドマウントが欲しいですよね~。
それから、一つ大事なことを忘れていました。
ASTRO BOT は、座ったままのプレイでも頭や体を大きく動かすので、狭い場所でプレイするのは大変危険です。
私の場合、壁や机にヘッドマウントをガンガンぶつけたので、プレイ環境を見直しましたよ。
12歳未満の子供に、遊ばせられない…
PSVRの対象年齢は12歳以上。
シンプルな目的、わかりやすい操作、明るい色使いのゲーム世界。
そして何より、VRに特化したギミックが楽しい。
誰でも楽しく遊べるゲームなのに、もったいない…。
ASTRO BOT のシリーズ化、続編を希望!
他の方は、ASTRO BOT は「スーパーマリオ64」以来の衝撃だとおそらく言われると思いますが、私にとっては「アレックスキッド ミラクルワールド」以来の衝撃でした。(あくまで個人的なお話です…)
それはきっと、
マリオとはまた違った、新しくて楽しいものが生まれた
と思い、
新しい面白さよりも、新しい楽しさ
を体験したからだと思います。
この感覚がマリオよりもアレックスキッドに近いかなと思ったところです。
それにしても、今の時代、新しいものが生まれても感動が減っていますから、この VR 体験は私にとってかなり貴重なものになりました。(私が歳を取ってるだけかもですが…)
とにかく、この新しくて楽しい体験は、VR の中にまだまだたくさん眠っていそう。VR の可能性は無限大だと思い知らされましたよ。
ようやく、VR キラーコンテンツ誕生の瞬間に出会えたかも。続編を出してもらわないと!!
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