紅茶や日本茶の茶渋でステンレス製の保温マグカップが汚くなっていました。今回は専用の洗浄剤を使って汚れを落としたいと思います。
『SAS戦闘員』という本の中に、厳しい訓練の合間に隊員の皆さんがお湯を沸かして紅茶を飲む、という描写が頻繁に出て来ました。SASとはイギリス陸軍特殊部隊のことですね。
「お〜、紅茶はイギリス紳士の嗜みというのは本当の事だったのか。」と感心してしまいました。
専用の洗浄剤を使う
ネットで調べて、一番コスパが良さそうな『塩とスポンジで茶渋を落とす』という方法を試してみたのですが、あまり効果がなかったので…それに細かいところや底の深いものは洗いにくい。
なので、今回はステンレスボトル専用の洗浄剤で洗ってみました。他に重曹やクレンザーなどを使う方法もあるようです。
漂白剤の使用は要注意!!
おそらく、陶器などに付着した茶渋を落とす流れで、ステンレス製のカップにも漂白剤(塩素系・酸素系)で浸け置きする人がいるようですが、やめた方がいいです。
短時間の浸け置きなら、なんとか大丈夫かもしれませんが、浸け置いたのを忘れてしまって長時間放置しておくと、ステンレスなどの金属が腐食(錆び)してしまいます。
そして、そのカップで飲むと、腐食した金属が飲み物に溶け出し、口から摂取することになります。
実は、私の母親がこれをやっていて、幾つもダメにしていました。変な例えですが、それに水を入れて飲むと、味の素を金属っぽくした味がしました。ひどい時は苦い味です。
用意するもの
- 薬剤と水
どこで買ったのか忘れてしまいました。水は40度くらいのお湯にします。
ステンレス以外にプラスチックや陶器製のカップにも使えるようです。
使用上の注意を読んで気になったのは、『熱湯(60度以上)では使用しないでください。』『洗浄中はフタを閉めないでください』という文言ですね。
それとアルミニウムはダメです。あとはこういう洗剤にありがちな注意書きと一緒ですね。

こんなのが5つ入ってました。
- 茶渋のついた容器
今回は1つだけ。 - キッチンボール
薬剤を使うので、こぼしても平気なように、この中で作業を進めます。 - エプロンまたは汚しても良い服
家事全般をするときに必須です。特に薬剤を使った掃除をする時は。
こういう洗剤を使う時は、必ずエプロンをするようにしています。
服に付着したのがわかれば、すぐに洗い流せば良いのですが…気がつかないで放置してしまうと脱色してしまいます。
- 使い捨てのビニール手袋
肌にきつい洗剤などを扱う時のために用意しておいた方がいいかも。
洗浄:コップの中
下記は洗浄剤の使い方の手順とほぼ同じですが、作業する時は必ず使用方法をよく読んで用法を守ってくださいね。
作業時間はコップの中の洗浄に2時間、フチは一晩浸けおきします。
洗浄剤は、4/5だけコップの中に使って、残りの1/5をフチの洗浄のために残しておきます。
- キッチンボールの中に洗浄するカップを置いて、カップの中に洗浄剤を4/5ぐらい入れて少し残しておきます。
- カップの中に40度のぬるま湯をいっぱいいっぱいまで入れます。
- このまま2時間ほど放っておきます。
他に誰(ペット)か家にいる場合は、注意書きのシールを貼って注意喚起しておく、ペットがいる場合は締め切った場所に置いておきます。
※残った薬剤も片付けておきます。 - 洗浄後、洗浄剤を捨てて、水でしっかりすすぎます。
途中の写真を撮るのを忘れてしまいました…。下の写真は薬剤と水を入れて2〜3分が経過した状態のものです。
写真では分かりませんが、泡と湯気が出てきています。発熱してるんでしょうね、洗浄中はフタを閉めてはいけないという理由がわかりました。
このまま2時間ほど、押し入れにしまっておきました。
2時間経過したので、押し入れから出して確認してみました。
濁るかな?と思っていたのですが茶色く澄んでいます。
流し台で汚れた水を捨てて、水でしっかりすすぎました。
おお、完璧ですねえ。綺麗なものです。
洗浄:カップのフチ
キッチンボールにカップを逆さまにして入れます。残った洗浄剤を入れて、フチが浸かりきるまで40度のお湯を注ぎます。
洗浄剤の割合に対してお湯が多かったので、一晩そのまま置いておくことにしました。
一晩たったので、汚れた水を捨てて、水でしっかりすすぎます。
見やすいように屋外で写真を撮りました。綺麗になってますね。

まるで宝石のようです。(えっ?)
総 評:きれいになった

洗浄前と洗浄後
比較画像を作る必要もないぐらい綺麗になりました。
こういう洗浄剤を使う時は、目や口に入らないように本当に気をつけてくださいね。