親指トラックボールの一番人気は、ロジクールのM570(t)だと思います。Amazonのレビューも高評価が多いです。
私の評価はというと…。
私はメインにエレコムさんの『M-XT3DRBK』を使っていますので、これとの比較が多いインプレになりました。
▼私が購入したのは、USBレシーバ(Unifying)をPC側に挿して使う無線タイプのものです。
- M570(t)はM575の旧製品になります。
- 2017年11月の記事になります。製品仕様に変更があるかもしれません。
トラックボール『親指操作タイプ』とは?
親指でポインタの動く方向を操作するタイプのトラックボールです。本体は動かしません。
トラックボール『M570t』のインプレ
ロジクールさんによると、
- M570tの必要システムはWindowsXP/Vista/7/8/10/RT・MacOSX10.5以降。
- USB無線レシーバ(Unifying)を使ったワイヤレス仕様なので、もちろんPC側にUSBポート。
- ソフトウェアをダウンロードするためのネット環境。
が必要になります。(2017/11/17 現在)
M570tは、初めてトラックボールを使う人にとって、普通のマウスと形状が似ているので、馴染みやすく、使いやすいと思います。
トラックボール『M570t』は極めてシンプル
ボタンの数は全部で5つ。ちょっと少ないかな? と思いますが初心者の初めてのトラックボールと考えれば妥当かも。
▼ 3番はホイールスクロール。押せば中央ボタンになります。
エレコムさんのM-XT3DRBKと比べると、ボタンが1つ少なく、中ボタンのチルト機能がありません。
ボタンを割り当てられるのが嬉しい
Windows10の設定アプリ『SetPoint』でボタンをカスタマイズできます。
ボールの滑りが最高です。
滑らかです。非常に滑らか。ボールが思い通りに動きます。
AffinityDesignerというIllustratorライクのグラフィックソフトでこのホームページの画像を作っていますが、全てトラックボールで操作しています。
使い出しの頃は、親指がつりそうになりましたが、今では画像の切り抜きといった細かい作業もなんのその。
ロジクール Unifying テクノロジー
1つのUnifyingレシーバで複数のトラックボールやマウス、キーボードを使用できるので、USBポートを無駄に使わない。
エレコムさんのUSBレシーバはこれができません。
環境によっては誤作動を起こしやすい
使っている環境によっては、急にポインタが反応しなくなったりして、ポインタが飛び飛びになったりするようです。
私の作業環境(MacBook Pro)では、特に誤作動が酷いのでM570tは使っていません。
M570tはWindows機、M-XT3DRBKはMacという風に、使い分けています。
ロジクールさんのサイトを見てもらえればわかるのですが、正常に動作しない時の対策が多数載っています。
私がサブで使っているMacbookPro(2015)は、置き場所が悪いと、Wi-Fiと2.4Ghz帯の電波を上手に拾ってくれないようで、ウェブやトラックボールが使えない状態によく陥ります。
MacbookProでは接続されない場所でも、他のPCは全然平気なんです…。困ったものです。
ロジクールの親指トラックボールの後継というか上位機種『MXTB1s』を2017年9月に発売しています。
こちらはbluetooth接続にも対応しているので、こういった問題は起きにくいかもしれませんね。
高杉。
総 評:トラックボールはボールが命
製品自体は極めてシンプル。ボールがとにかく素晴らしい。M-XT3DRBKが酷すぎるだけかもしれませんが…。
ボタンがあともう一つ、中ボタンのチルトもあれば最高なんですけどね。そうなってくると、上記の上位機種になってしまいます。高杉。
トラックボールの良いところ
『慣れてしまえば、普通のマウスには戻れない。』
トラックボールを気に入っている人達の総意かなと思います。
利点を一言でいうと、
指だけでポインタを操作する
これに尽きます。
指だけで操作するので、手首から肩にかけて力があまりかからないので、腱鞘炎や肩こりの心配が少ないです。
それに、本体ごと動かさないので、場所をとりません。動かすのは指のみ。
難点は、
慣れるのに時間を要する
というところでしょうか。私の場合は、2日ぐらいでしたが、人によるでしょうね。
普通のマウスでは身体が疲れる人、いつも同じマウスで飽きた人は一度使ってみたら良いと思いますよ。
トラックボールはいいぞ
初めてトラックボールの購入を検討しているならば、間違いなくM570tだと思います。
普通のマウスに一番近い形。滑らかに転がるボール。馴染んでしまえば、手放せなくなると思います。
似たような形と価格帯の対抗馬『M-XT3DRBK』は、ボールの出来がイマイチ。
トラックボール初デビュー失敗の可能性が高いかと思います。ただ、ボタンの数が多いので便利なのですが…。
“M570t”のインプレは以上です。最後までありがとうございました。