富士山の天候は変わりやすく、登山をしていて一日中晴れているということはそうありません。
しかし、晴れたときは、紫外線が強すぎて目が痛くなるほどです。
そんなときに活躍するのが、偏光サングラスです。メガネの上からでもかけられるもの(オーバーグラス)もあります。
わたしが富士山を登ったときは、めずらしく2日間ほとんど晴れた日がつづいたので、偏光サングラスは大活躍でした。
わたしは目が弱いということもあるのですが、日が暮れ始めても目が辛くて偏光サングラスを外すことができませんでした。本当に持っていってよかったです。
というわけでこのページは、わたしが富士登山に持っていった偏光サングラスを富士登山とからめながら紹介しています。
また、高山病対策の話なんかもちょこっと書いておきました。
よかったら、読んでいってください。
コールマンサングラス オーバーグラス(CO3012-2)について
今回紹介しているコールマンのオーバーグラスは、デザインにあまり力を入れていないようなので、ごついっといった感じ。
しかし、ほぼオールプラスチックなので見た目に反して軽いです。また、圧迫感もありません。
また、このオーバーグラスは、メガネの上からかけれるようになっています。もちろんメガネなしでも使えます。
ただ、軽くて圧迫感がないのはいいのですが、登山中に強い風が吹くと、吹き飛びそうになるので何度か手で抑えるシーンがありました。
メーカーや商品によっては、すべてのオーバーグラスがメガネと一緒に使えるとは限りませんので、購入の際は確認をよろしくおねがいします。
アイガードが富士登山・須走ルートの砂走りで活躍!!
レンズの縁に奥行きがあります。これがアイガードです。
アイガードの部分は、顔とグラスの間にどうしても隙間ができるので、完全ではありませんが横やすき間からの光をガードしてくれます。
わたしは、富士登山のときに須走ルートで下山したのですが、アイガードのおかげで光だけでなく、砂塵が舞う砂走りでも、ホコリや細かい砂から目を守ってくれました。
砂走の途中で日が少し暮れてきたのでオーバーグラスを外したのですが、砂塵で目が痛いし日差しもやっぱりきついしで、10分ぐらいですぐにかけ直しましたよ。
アイガードがあるので普通のサングラスよりは、これを富士登山に持って行くのもありかもしれません。砂塵舞う砂走りではとくに。
わたしは涙があまり出ない(冷たい人間という話ではないですよ?)ようで、乾燥に弱いです。
鼻も乾燥に弱いようで、砂走りの途中で鼻血が…。
鼻血が垂れないように両方の鼻孔にティッシュを詰めて、斜面に仰向けで寝っ転がっていると、下山途中の外人さん一家に笑われる笑われる…。
鼻の乾燥にも気をつけましょう。
一度っきりの使用ならこれで必要十分。トリアセ偏光を採用のレンズ
レンズはもちろん価格なりのプラスチック。
偏光には、紫外線カット率99%のUVカットレンズ・スモーク色はトリアセ偏光(安価)を採用しています。
それと、偏光サングラスの寿命は1〜2年だそうです。長持ちさせるには温度の高い場所、光の当たらないところに置くこと。
だから、一度っきりの富士登山などで高い商品を買っても、もったいないだけかもしれませんね。わたしには、このオーバーグラスで十分でした。
それにしても、富士登山に本当に持って行ってよかったです。
本当に下界とは全く違う日差し。目に突き刺さるとはこの事かと驚きいってしまいました。
7合目、8合目、と山小屋の休憩場で、サングラスをかけていない結構な数の人達が、目が痛い目が痛いと言いながら、目をパチパチさせていたのが印象的でした。
高山病対策も大事ですが、目の対策もしっかりしておいたほうがいいです。
メガネのサイズに要注意
わたしは、横長で細めのメガネをかけているので問題ありませんが、レンズやフレームの大きいメガネはアイガードの中に収まらないので、使えません。
まとめ:コールマンサングラス オーバーグラス(CO3012-2)
- 眼鏡の上からでもかけられる。メガネなしでもかけられる。ただ、眼鏡のサイズに注意。
- アイガードはメガネのすき間からの光や砂塵の侵入を完全ではないが防いでくれた。
- 偏光サングラスの寿命は短い。一度っきりの使用なら安価なものでいいかも。
- 富士登山で本当に役に立った。
メガネを掛けながらでも使えるオーバーグラスは、目が悪くて普段からメガネをしている人が富士登山などで必要にかられて買うものかと思います。
富士山は天候が目まぐるしく変わるので、快晴の日は少ないと思います。しかし、快晴の日にサングラスがないとホントにきついですよ…。
使うことが無くなったら、わたしのように車に常備しておいて西日がきつい時にでもかけたらいいかと思います。
アマゾンのレビューを見ると、釣りに使っている人が多いみたいですね。
他にもいろんなタイプのオーバーグラスが出ているので、アマゾンで色々調べてみるのもいいかもです。
追記:富士登山の高山病対策アイテム
高山病の主な原因は、空気が薄いことで血液中の酸素が不足するからです。
そこで、「空気をいつもよりもっと吸えれば空気の薄さを補えるのでは?」という発想の高山病対策が、鼻腔拡張テープです。
高山病対策に酸素缶だけだと不安な人は、鼻腔拡張テープをおススメしておきます。
使う場所は、登山中や山小屋で就寝中など。山小屋ではいびき防止にもいいかも。
わたしは、登山中も就寝中もつけっぱなしでしたよ。
鼻腔拡張テープの使用にあたって注意することは、粘着力が弱くてはがれやすいものがあるので、登山の前にちゃんと確かめておくこと。
価格の高い商品なので、まずは100均ショップのものから物色するといいと思います。
富士登山は、高山病対策バッチリで臨んだおかげか、酸素不足による高山病にはかかりませんでした。
各コースタイム+40分で呼吸を意識しながらゆっくり登山・酸素缶・こまめに水分補給・鼻腔拡張テープを一日中貼りっぱなし。
しかし、登山前から下痢をしていたため、気圧の変化でお腹の調子が過去最悪に…。1万円分ぐらいトイレに入りましたよ。
え!? シーズンオフにこの記事ですか?って話ですが、思いついたので記事にしておきました。最後まで見てくださってありがとうございました。