みつどもえ: ヘンな子満載の愉しいギャグマンガ【コミック/レビュー】

コミック みつどもえ

『みつどもえ』という漫画に出てくる六年三組はほんとに楽しそう…。私もこんな楽しいクラスなら、もう一度小学生に戻ってもいいかなと生まれて初めてそう思いました。モブでもいいので、よろしくお願いします。

三つ子三姉妹を中心としたギャグマンガ

小学6年生の「日本一似ていない」三つ子丸井みつば丸井ふたば丸井ひとはという丸井三姉妹とその周辺人物が織り成す、ギャグ漫画である。話数のカウントは「○卵性」(1話目なら1卵性)という形式になっている。またサブタイトルは他作品(漫画やアニメのタイトル、曲名や歌詞などジャンルはさまざま)のパロディである。

Wikipedia-みつどもえ
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/みつどもえ
最終更新 2017年10月5日 (木) 15:04

雑誌連載はすでに終了しています。秋田書店のチャンピオンコミック全19巻(348話)が現在も販売しています。

▼ 1巻と19巻の表紙絵は同じ構図です。

2010年には、アニメにもなりました。

『みつどもえ』の魅力はキャラクター

一人で執筆している割には登場するキャラクターが多いです。

コメディーなので世界観を統一するために似たようなキャラクターが多くなっていますが、それでもこれだけのキャラクターを一度に動かすのは、並大抵の才能では難しいのではないかと思います。

ひょっとしたら、優秀な編集者や制作チームが後ろにいたのかな?

『みつどもえ』の肝はキャラクターです。どのキャラも主人公の三姉妹と複雑に絡み合って、それぞれの個性を発揮してくれます。そこがこの漫画の最も面白いポイントだと思います。

丸井家の三つ子三姉妹『みつば』『ふたば』『ひとは』は破天荒

▼ 主人公の「日本一似ていない」三つ子です。一番右から長女・三女・次女の順に並んでいます。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/週刊少年チャンピオン/124卵生 より抜粋

丸井みつば(長女):「ちょっとおませなサドガール!!」食欲旺盛で、三女に「メス〇」と罵声を浴びせられることも。動物のイラスト入りパンツの収集家。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/週刊少年チャンピオン/98卵生 より抜粋

長女と長女をライバル視する杉崎みくは、どのキャラよりも大人のような気がします。やさしさに戸惑いを持っているところなんかを見るとそう思います。

管理人の私は、最初はあまり好きではなかったのですが、巻を読み進めるごとに好きになっていきました。

丸井ふたば(次女):「ちょっとスケベなマッスルガール!!」運動も絵を描くことも大得意。ですが、六年三組の中で一番幼いかも?「き」という文字がまだ書けません。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/別冊少年チャンピオン/253卵生 より抜粋

ふたばは、ギャグマンガではよくいるタイプの力持ちキャラクターですね。スケベというか、おっぱいが好きなだけのような気がしますね。

丸井ひとは(三女):「ちょっと不思議な暗ガール!!」頭脳派にしてギャンブラーですが、ガチレンジャー(戦隊モノの子供番組)のこととなると我を忘れてしまいます。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/別冊少年チャンピオン/258卵生 より抜粋

ひょっとして一番ファンが多いのは三女ではないでしょうか?しっかり者の陰キャラって需要ありますし。

この3人の中で誰が一番の主人公なのかといわれると、やはり長女のみつばだと思います。

ですが、題名の『みつどもえ』のとおり、3人そろわないと物語が始まり進んでいきません。

3人それぞれの個性がいるおかげで、他の登場人物たちといろんな角度から絡んでいくことができ、作品に奥行きが出来ているのだと思います。

三つ子のクラスメイト、チーム杉崎との絡みが面白い

1巻2巻は三姉妹のキャラと周囲の環境を読者に理解してもらうって感じかな?2巻の終わり辺りからモブ程度の存在だったチーム杉崎が本格的に登場していきます。

▼ チーム杉崎とは、三つ子と同じクラスの杉崎みくを中心とした女子4人組のこと。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/別冊少年チャンピオン/271卵生 より抜粋

杉崎みく。三姉妹の長女・みつばをライバル視していて、よくケンカをします。みつばをストーキングするのが趣味。彼女がいない『みつどもえ』は成立しないでしょう。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/週刊少年チャンピオン/119卵生 より抜粋

お金持ちで女王様気取りですが、まったく嫌みがない。それは彼女が本当は優しくて友達思いだから。性格は、みつばとよく似ているかもしれません。

みつばに対抗心を燃やしていますが、次第に三つ子と友達付き合いするようになります。そこが、いい感じ(あいまいな表現ですが…)ですね。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/週刊少年チャンピオン/125卵生 より抜粋

▼ 太い眉毛がトレードマークの吉岡ゆき。優しくて素直だが、それが仇になって相手を落ち込ませるような言動になってしまうことも。恋バナが好き。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/週刊少年チャンピオン/178卵生 より抜粋

あまり目立たない存在ですが、アクの強いキャラたちの緩衝役として、しっかり仕事してくれてます。

▼ デリカシーのかけらもない宮下(名前は不明)さん。真ん中が宮下さんで、右の子が佐藤君です。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/別冊少年チャンピオン/344卵生 より抜粋

宮下さんは背が高いのがコンプレックスだそうで、女性らしいんじゃないでしょうか?ネットなんか見てると、ファンがけっこういるようですね。

▼ オカルト大好きの松岡咲子。おそらく、この漫画の中で一番頭が弱い?ぶっ飛んでる?子供かもしれません…。チーム杉崎の3人+ α 的な存在ですね。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/週刊少年チャンピオン/87卵生 より抜粋

チーム杉崎がいなかったら、『みつどもえ』の面白さは半減していたでしょう。スピンオフ(派生作品)でも十分お話を作れるキャラクターたちだと思います。

女性の引き立て役~佐藤くんと千葉くん

▼ 左が佐藤信也くん、右が千葉雄大くんです。おそらく『みつどもえ』のキャラの中で唯一の常識人が佐藤君でしょう。そして男の私からすれば千葉君も普通だと思います。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/別冊少年チャンピオン/327卵生 より抜粋

『みつどもえ』もそうですが、現実の世界でも男性は女性の引き立て役なのですよ!!(個人の意見です。)

佐藤君に付きまとう『佐藤が好きでしょうがない隊』

▼ 佐藤君がらみで登場します。世間一般でいう変〇さんに最も近いキャラクターだと思います。

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/週刊少年チャンピオン/88卵生 より抜粋


他にも個性的な面々が三つ子たちに絡んでくるのですが、今回は割愛します…。あとは読んでねということで。

連載が終了。やべっちの今後の恋活と海江田先生の婚活が心配…

おたく・童〇の矢部 智(やべさ とし)は『みつどもえ』の三姉妹たちが在籍する6年3組の担任ですね。子供には舐められているようで『やべっち』という愛称で呼ばれています。

同じ趣味(ガチレンジャー)を持つ三女(ひとは)と絡むことが多いです。

連載当初はやべっちの片思いの相手・保険医の栗山先生との絡みが多かったように思いますが、次第に6年1組の担任・海江田先生、通称『三十路』との絡みの方が多くなっていきます。

▼ 管理人は…

みつどもえ
イラスト:おフランス太郎

みつどもえ
イラスト:おフランス太郎

みつどもえイラスト:おフランス太郎

時間の概念が入ってしまいますが、こうなってほしかったなあと、勝手に想像しています。

個人的にお気に入りなのは…

千葉君のお母さん。こういうサバサバとした女性っていいですねえ。個人的にすごくタイプです。細目の人って普段クールに見えるんですけど、ちょっと笑ったりしたらすごくかわいいんですよ!(キモッ すみません)

みつどもえ
©桜井のりお『みつどもえ』/秋田書店/週刊少年チャンピオン/161卵生 より抜粋

今度イラストでも描いてみようかと…。

お話の展開はワンパターン

勘違いや心の暴走などから騒動へと発展していくというパターンが多いですね。ラストは和やかなムードがぶち壊しというオチが多いです。

お話の構成はワンパターンですが、誰か一人でもいいのでキャラを好きになればハマると思いますよ。

オシャレさんが勢ぞろいです

特に昭和のギャグ漫画によくあるような、お金持ちや貧乏人を強調するような服装、または、外見にほとんどしていないところがいいですね。

たとえば、継ぎ接ぎだらけの服とか鼻水たらしているとか…。

作者は服装に力を入れているのか、お話ごとに各キャラの服装が違います。センスと労力には脱帽です、これを見るだけでも十分に愉しいです。

連載は終了しましたが…

6年1組の破天荒なんだけど暖かい感じの日常がずっと続いてほしかったですね。時間軸のないギャグマンガだし、またいつか作者さんの気力が戻ったら?、リボーン・みつどもえとか、リブート・みつどもえとかいう題名で再開してほしいですね。

キャラクターも豊富だし、スピンオフでも大変うれしいです。

MEMO
作者さんがツイッターに、「いったん完結」「みつどもえの連中は一生描いていきたいと思います」との発言をしておられるようです。

作者は桜井のりお先生という女性の方のようです。男性が描いていたら問題にされそうな表現が結構あるんじゃないかな…。

現在は、週刊少年チャンピオンで『ロロッロ!』というギャグマンガを描いておられます。

参考 桜井のりお|ロロッロ!〜秋田書店:Championタップ

以上で、『『みつどもえ』は、破天荒なキャラ満載の愉しいギャグマンガです』を終わります。また続きが読みたいですね。

参考 みつごのたましいみつどもえファンサイト