『レインマン』は科学とオカルトが融合した今までにない面白さ【コミック/レビュー】

レインマンのレビュー

「”脳”がないのに自分の意識はどこから来るのか?」

青年 雨宮 瀑(あまみや たき) は、自身の謎を探求する中で、『意識』というものの正体を知ることになります。

『レインマン』は2017年第21回手塚治虫文化賞マンガ大賞にノミネートされた作品です。

『レインマン』は科学とオカルトが融合した今までにない面白さ

読みごたえありの全7巻でした。第6巻は星野之宣先生の代表作から宗像教授が登場します。このお話だけちょっと骨休めって感じでした。

でも、星野先生しか絶対に作れないお話なので、大変面白かったですよ。

レインマンのイラスト
イラスト:おフランス太郎

主人公・雨宮 瀑(あまみや たき)には『脳』がない

器官としての『脳』がないのです。頭の中に詰まっているのは水だけ。

『脳』がないのにどうやって思考しているのか?なぜ生きていられるのか?彼は自分を知るためにその謎を解き明かそうとします。

レインマン
©星野之宣『レインマン』/小学館/ビッグコミック/第一巻 より抜粋

そして、その過程で数々の知識に出会います。ポルターガイスト現象、幽霊、脳科学、量子論、平行世界、人類の歴史、宇宙、過去未来…。

なんでもありです。

しかし、それが一つに結び付いたとき、彼は『意識』とは何か?を知ることになります。

▼ 雨宮 瀑(たき)の双子の兄、雨宮 漣(れん)。この二人の行く末は?

レインマン
©星野之宣『レインマン』/小学館/ビッグコミック/第一巻 より抜粋

星野之宣先生、想像力発揮!!

▼ すげーカッコイイ。この絵に ”動き” があったらもっと最高なのに…。

レインマン
©星野之宣『レインマン』/小学館/ビッグコミック/第四巻 より抜粋

▼ 乱数から人の表情を生み出す”感情ジェネレーター”。無機質の中の笑顔ってものすごくシュールですね。

レインマン
©星野之宣『レインマン』/小学館/ビッグコミック/第一巻 より抜粋

総 評:『意識』とは?その先の答えを知りたければ、ぜひどうぞ

量子論をストーリーに盛り込んだ漫画は珍しいと思います。間違って解釈していたら未来永劫叩かれるネタですからね…。

それにしても最高です。これが描けるのは星野之宣先生だけ。ファンでよかった。

しかし、2つだけ残念なことがあります。まず一つは、最終巻は詰め込みすぎです。

もったいない

あと2冊は描けますよ…。

根拠はありません。もっと読みたいんですよ!!

それと、星野之宣先生の絵はコマにつながりがないので目をはなすと物語を見失いやすいです。星野ワールド初心者の方は要注意。

そこんとこヨロシクということで、ぜひ読んでみてください。きっとあなたの世界観が変わりますよ。

以上で、コミック『レインマン』のレビューを終わります。


ネタバレになるかもしれませんので、コミックを最後まで読んだ後に見てください。誰にでもわかるように簡単に解説しておられます。なかなか面白い有名な仮説ですよ。

あなたも私もコンピューターシミュレーションの産物だったのです…。