『宗像教授異考録』第6集に竹取物語をめぐる関西を舞台にしたお話が面白い【コミック】

コミック 宗像教授異考録

星野之宣 先生のコミック『宗像教授異考録』第6集(巻)に竹取物語をめぐるお話『再会』が載っています。

このコミックは、主人公の宗像伝奇(むなかた ただくす)教授が古代史をメインに自身の奇想天外な仮説を登場人物にも読者にも知らしめていく、といった話の構成になっています。

歴史ロマンってやつですかね。

▼ 帽子をかぶった人物が宗像教授です。

星野之宣『宗像教授異考録』(小学館)

星野之宣『宗像教授異考録』(小学館)P-102

な、なんやってー!!

イラスト提供:おフランス太郎

というようなお話のオンパレードですが、なかなか面白いです。従来の仮説や古代史のお話もちゃんと説明されているので、けっこう勉強になりますよ。

今回は関西が舞台なので、取り上げてみました。

※一応ネタバレ注意ですが、大したことは書いていません。えっ!?

宗像教授異考録と竹取物語と関西のお話

関西には、歴史のお話に登場する人物のゆかりの地がたくさんあります。

例えば、大阪市中央区にある坐摩神社行宮(いかすりじんじゃあんぐう)には、神功皇后が三韓征伐の帰りに腰を下ろした石があったり、

大阪府枚方市には東北地方の英雄阿弖流為(アテルイ)・盤具公母礼(モレ)の胴塚・首塚があったり、漢字を日本に伝えた王仁博士の墓があったり、

京都府井手町には小野小町の墓があったりします。

本当かどうかはまた別の話ということで…。私は王仁博士を除いて全部信じてますよ!!

宗像教授異考録・再開で取り上げた竹取物語とは

竹取物語』(たけとりものがたり)は、平安時代初期に成立した日本の物語。成立年、作者ともに未詳。

概要
竹取の翁
(たけとりのおきな)によって光り輝く竹の中から見出され、翁夫婦に育てられた少女かぐや姫を巡る奇譚。

竹取物語 -Wikipediaより
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%8F%96%E7%89%A9%E8%AA%9E
最終更新 2017年7月2日 (日) 04:11

日本最古の物語といわれています。
竹から生まれた容姿の美しいかぐや姫が貴族からの求婚を断り続けて最後は月に帰っていくというお話です。

竹取物語も卑弥呼や小野小町と一緒で全国各地にいろんな伝承地がありますね。いつかあちこち訪れてみたいです。

そういえば、竹って生命力が強いんですね。繁殖力と破壊力が半端ないって聞きました。絶対に家の庭に植えないようにとのこと…。

宗像教授風にいうと、猛々しい(たけだけしい:いかにも強い、図太いという意味)の『たけ』は本来は『竹』だったということになるのでしょうか…。

宗像教授異考録第6集『再会』って読んでみてどんな感じ?

竹取物語の成立した過程と作者が誰なのかにスポットを当てて歴史に埋もれた謎を解いていきます。あとは読んでね。

実際の歴史にゆかりのある関西の地がたくさん出てきます。

関西在住の人、特に京都府京田辺市近辺に住んている方には、「あ、ここ知ってる、行ったことある」「あ、そう言う意味だったのか」といった感じで、楽しく読めるのではないでしょうか。

ただし、話が入り組んでいるので、一つでもわからない箇所があると全く話が見えなくなってしまうかも…。

また、関西在住ではない人たちにもこれを読んで是非とも観光に来て欲しいですね。

このお話では登場しませんが、京田辺市には一休さんで有名な酬恩庵一休寺(しゅうおんあんいっきゅうじ)がありますよ。

星野之宣『宗像教授異考録』(小学館)

星野之宣『宗像教授異考録』(小学館)P-40

月読神社は実際に京田辺市大住にあります。上の絵の通りです。

この辺は竹林が多いです。タケノコの季節には地域の販売所などでよく売っています。

それにしても、絵が上手すぎて説得力が半端ありません。

宗像教授異考録を描いている人は?

星野之宣(ほしの ゆきのぶ) 先生です。SFや歴史ロマンをメインに描いておられます。代表作はSFなら『2001夜物語』歴史ロマンなら『ヤマタイカ』だと思います。

今現在『レインマン』(2017/07/25、5巻発売中)、という科学とオカルトが組み合わさったようなお話を連載されておられます。

今までのマンガでは見たことがないような話の題材と展開で、次巻が楽しみでなりません。

おそらく、星野先生の新たな代表作になることは間違い無いと思います。

と言うわけで、今回は『宗像教授異考録』第6集を紹介しました。

マンガで歴史というのも面白いものですよ。次は別の話をレビューしたいです。では。