2019年6月19日(午前6時15分・英国夏時間)に『Affinity Publisher』の発売が決定しました。
本格的な DTP ソフトの誕生ですが、日本語組版がどの程度できるのか気になるところ…。
製品版発売前に、最新の PublicBeta 版がどの程度日本語に対応しているのか、ざっくりと確認してみました。
結論を先に言うと、以前私が確認した PublicBeta 版に比べて UI に日本語を適用できるようになったくらいで、日本語組版は相変わらず機能していませんでした。
製品版では、日本語組版ができるようになっていたらいいですね…。
製品版の日本語組版はどうなったか?
2019年6月20日 (木)現在、すでに Affinity Publisher (Mac) の製品版がApp Store で販売しています。
やはりというか、ベータ版とほぼ同じで日本語組版には全くと言っていいほど対応していません。
Affinity Publisher1.7.0.57 で確認
Affinity Publisher1.7.0.58 で確認(2018/9/11)
Affinity Publisher1.7.0.139 で確認(2018/10/4)
Affinity Publisher1.7.0.376 で確認(2019/6/6)←ココ
Affinity Publisher の Beta 版をちょっと触ってみました
Affinity Publisher は、DTP ソフトです。簡単に言うと、主に、パソコン上で印刷物のデータをつくるソフトです。
「商業印刷の制作に使うための、ワープロの高機能版のようなソフト」と考えてもらってもいいと思います。
Affinity PublisherのBeta版のUIは英語(最新バージョンでは日本語に対応!)
▼ ベータ版なので、UIはすべて英語です。UI は、日本語にも対応。
▼ パネル(Studio)をすべて開いてみました。
▼ エクスポートできるファイルは…
製品版ではどうなるかわかりません。
日本語の入力は可能のようですが…
姉妹製品の AFFINITY Designer や Photo (Ver.1.7)と同じで…、
やはりというか、「縦書き」や「ルビ」といった日本語の処理ができませんでした。
また、禁則処理(「。」や「、」などの約物が行頭行末にこないようにする)が働いていないようです。
今のところ日本語組版(日本語の編集)はさっぱりですね。
まとめ:製品版では、日本語組版に期待したいところ
ざっと見た感じですが、DTPソフトとしての基本的な機能は、日本語組版以外はちゃんと備わっている感じです。
最近は「縦書き」や「ルビ」といった機能をそう使わなくなりましたが、日本語 DTP には必須の機能です。製品版ではぜひ、追加してほしい機能ですね。
UI が日本語に対応したことですし、期待できるかも!?
製品版が出たら、日本語組版に関して、またざっくりとレポートしてみたいと思います。
ちなみに AFFINITY さんからのメールによると、iPad 版も開発しているそうですよ。