今回紹介するゲーミングキーボード『K10』は、二年半くらいブログ記事の執筆をメインで使っています。
ゲームプレイのために買ったわけではありませんが、2台目を買うほど気に入りました。
『K10』は、安価で丈夫なキーボードを探している方に特にオススメしたいキーボードです。
この記事は、『K10』のインプレと紹介を合わせながらお話ししています。
もちろん、良いことばかりでなく、イマイチなところもありますので、後述しておきました。
今回新たに購入したのは『K10V3』。
前モデルの『K10』は、LEDの調整機能やFnキーなどの刻印を除いて、基本的に『K10V3』と同じものです。
NPETゲーミングキーボード『K10』がオススメな理由
『K10』は、Amazonでよく売れているUSB接続のキーボードです。
わたしがK10を推す一番の理由は、『安価なのに丈夫』だということでしょうか。
そして、メンテナンスのしやすさです。
その1:安価なのに丈夫!頑丈!
かれこれ40年近くパソコンを使っていますが、これほど丈夫なメンブレンタイプのキーボードは、これまでに遭遇したことがないです。
キータッチが二年以上経ってもほとんど変わらず。
わたしがこれまで使っていた製品がダメダメすぎたのか、安物すぎたのか、二年ぐらい経ってくるとどれかのキーがギシギシ鳴ったり、押しにくくなったりして経(へ)たるんですよね。『K10』は今のところすべてのキーが問題なし。
また、すべてのキーを取り外して洗浄しましたが、打鍵感は変わらず。メンテナンス性はよいです。
次に、何が丈夫なのかというと、
「防水」なんですよ。キーボード表面にお茶やジュースをドバッと数回こぼしてしまいましたが、いずれも大丈夫でした。
ただ、完全防水じゃないので、キーボードを水の中にドボンとまるごと漬けるのはさすがにまずいでしょうね。裏側が鉄ですし。
8,000円位のトラックポイント付キーボードに水をこぼしてしまい、購入してから1週間で壊してしまいました…。(レビュー前に!)
わたしが「もう安価なキーボードでいいや」となった理由の一つです。
最後は、本体の作りが頑丈。
裏面が鉄板なのでキーボード自体が頑丈。オールプラスチック製のものと違って、たわみにくい。
また、重いので置いた場所からズレにくい。
キーボード裏面の「スタンド」も頑丈でした。私がこれまで購入した安価なキーボードは、数年したら折れたり外れたりしたのですが『K10』は二年ぐらい経っても損傷せず。
ただ、どの製品でも同じですが、キーボード裏面の滑り止めは剥(は)がれやすいです。
その2:打ち間違えが少ない!
フルサイズのキーボード(といっても『変換』『無変換』『右Alt』などのキーはありませんが)なので、キーピッチ(隣り合わせるキーとキーの中心から中心までの距離)が約19mmあり、隣のキーを押しにくい。
そして、キーの役割ごとに幅を広くとっている。(上の画像参照)
だから、打ち間違えが少ない。
キーボードを選ぶとき、この広い幅は、キーピッチ、Enterキーの形状や特殊キーの配置場所などと同じくらい重視したいポイントです。
その3:メンテナンスがしやすい!
『K10』にはキーを引き抜くための部品が付属しています。キーの隙間やキー自体が汚れてきたら、全てのキーをこれで引き抜いて掃除できます。
掃除が終わり、キーを戻すときも簡単。上から力を入れてカチッとはめるだけ。メンブレンタイプなので簡単。キーを抜くとき、戻すときに壊しにくいのがいいですね。
EnterやSpaceなどの大きめのキーは、構造が少し複雑なので慎重に作業します。
その4:安価なのにLEDで光る!
わたしは、夜になると部屋の照明を少し落とすので、LEDの明かりがうれしい。
『K10』のイマイチだったところ…
わたしには微々たるものですが、お話ししておきます。
長時間の利用は疲れやすい…
キーボードに高さがあるし、キーストローク(キーを押した時に沈み込む量)が深い。また、打鍵はちょっと硬めなので、長時間テキストを打っていると手や手首が疲れやすい。
キーボードの高さが気になる場合は、パームレスト(リストレスト)などを使って手を置く高さを調整すると改善します。
ネットで買うと高いので、タオルなどで高さをつくって手首のところに敷くといいでしょう。
この辺りが気になられる方は、購入しない方がいいでしょう。慣れの部分もあるのですが。
キーストロークが深いと、押した感はありますが、入力が遅くなるというデメリットが…。
ほかに、打鍵音がちょっとうるさいかも。K10V3モデルは、ソフトなタッチ感でカチャカチャした音が多少和らいでいますが。
塗装が雑…
キーボード本体が完全に黒く塗装されてませんね。安価なキーボードなのでしょうがないかなって感じる部分です。
塗装がハゲやすい?
2年半使ったK10キーボードです。汚いので見たい人だけどうぞ。
よく使うキーの塗装が見事にハゲていますね。わたしがこれまで使ってきたキーボードの中でいちばんハゲています。
ただ、わたしの場合、お菓子を食べたベタついた手で(汚い!)キーをよくさわるので、それが原因かもしれません。ちゃんと手を洗っていればこんなにハゲることはなかったかも?
キーボードの裏側がサビる…
2年半使ったK10キーボードです。汚いので見たい人だけどうぞ。
裏側は、重さのある鉄板なので設置は安定していますが、気をつけていないとサビます。サビが服や布にすれたりすると汚れるので注意。
わたしの場合、グラスの結露や、飲み物をこぼしたときに机やキーボードを拭ききれていないのがサビの原因のようです。
名ばかりなゲーミングキーボード?
ゲーミングキーボードといっても、LEDで光るのと『抗衝突技術26ー』くらいかな。
『抗衝突技術26キー』(最大26キーまで同時に押したままにできるキーの組み合わせ)は、『Q,A,Z,W,S,X,E,D,C,R,F,V,T,G,B,M,spece,up↑,down↓,left←,right→,TAB,Ctrl-L,shift-L,ALT-L,CAPS』のみ(K10説明書より)。
ゲームによっては、組み合わせから外れたキーもあるので、あまり期待しない方が良さそうですね。
NPET『K10』ゲーミングキーボードのまとめ
というわけで、「安価で丈夫」なところがいちばんのメリットなキーボードですね。打ち間違えが少ないのも高ポイント。わたしにはこれで必要十分って感じで使えています。
本格的にゲームで使いたいのなら、同時押しが保証されていて、ゲーム専用のマクロ機能などがある高価なキーボードをオススメしておきます。
- 安価で丈夫な製品。
- キーの打ち間違えが少ない。
- メンブレンタイプのキーボードなので「水」や「ホコリ」に強く、メンテナンスしやすい。
- 疲れにくさや静寂さを気にされる方は、不向きなキーボードです。
- 全体的な塗装が雑で安っぽい製品です。
- ゲーミングキーボードというのは見た目だけ?
『K10』はドライバーのいらないUSBタイプのキーボード。PCの不具合時(BIOSやBluetoothが使えないなど)に一台持っていてもいいでしょう。
以上です。最後まで見ていただいてありがとうございました。