万能測定器+LEDライトは、距離・定規・水準器・速度・分度器・騒音計(Androidのみ)・気圧計(Androidのみ)を測ることができ、LEDライトを点灯することができるスマートフォンアプリです。
※Nexus7(2013・Android6.0.1は未対応でインストールできませんでした。)
※iPhone、iPad版は32ビットアプリなのでiOS11では動作しません。(2017/9/23 現在)
活用例を想定して解説してみたいと思います。
- 2018/1/6追記:iPhone/iPad版は32ビットアプリのためにしばらく使えませんでしたが、iOS11対応のVer1.2.3が配信され、復活しました。
始まりは船の上…
あなたは今まさに傾いて沈みかけている船に乗っています。
「いやだな〜沈んじゃうよ、いやだな〜」
などと言ってる場合ではありません。
また、神様に助けを乞うても、神様はいつも見ているだけであなたを助けてくれません。なぜなら神様は人類皆に平等だからです。
そして、今あなたが出来る事は、スマホのアプリを使って船が水平かどうかを確かめる事くらいなのです。
しかし、測ることで沈みゆく船から生還できるかもしれない突破口が、カパっと開くかもしれませんよ。
さあ、測りましょう。
万能測定器+LEDライトをストアからダウンロード
まずは船から脱出する前に水平を測るための水準器のアプリを探さねばなりません。あなたが持っている端末はAndroidです。早速Playストアにアクセスしましょう。
はい、落ち着いて。
『測定アプリ』で検索すると万能測定器+LEDライトというアプリを発見しました。この時点であなたの生存確率は10%も上がったわけですよ。しかも8つの機能がついて無料です。
「めっちゃお得〜」
と思うでしょう。
「Androidでよかったぁ〜」
と涙する事でしょう。
万能測定器の各種機能について
しかしここで、無料かつスマホアプリという事で、あなたに迷いが生じます。
「いっぱい機能がついてるけど、所詮スマホアプリじゃないのかな?無料だし…専門の機器じゃないし…。本当に正確なのかな??」
「なんか、万能測定器で測ってほし〜のってちょっとふざけた感じだし…。絵も可愛いし…。」
大丈夫かなぁ〜と、いろんな疑念が頭を駆け巡ります。
そういう時は使い方を学びながら、どれくらい正確なのか1つ1つ試してみるのも良いでしょう。
船はどんどん傾いていますが、これを怠れば生死を分けるきっかけになるかもしれません。
距離
試して見ましたが、結構正確です。正直ビックリしました。
文系脳の私ではどうやって距離を割り出すのかさっぱりわかりません。(ググったら出てきそうですが。)
使い方は画面の説明の通りです。身長173cmの私は165cmの高さに設定で誤差4cm以内ぐらいでした。
面白いですねこれ。ゴルフで使えるかも?やりませんが。
定規
私の持ってる5.2インチ画面のスマホに定規を合わせて確認しましたが、10cmの間ではほとんどズレがありませんでした。
目盛りが合っていなければ、メニューを押すと目盛調整が可能。一度調整したら定規の項目から離れても設定は保存されています。
水準器
水準器って角度や傾きを確認する器具のことです。
画面青色の丸い物体はビー玉のようですが、ビー玉なら傾けると低い位置へ転がっていくはず…。
青色の丸い物体は液体の中にある気泡だと思ってください。
気泡なら傾けると高い位置へ移動します。(ちゃんと読んだら水泡って書いてあるんですけどね。)
あまり参考にはなりませんが、同じ条件でXperiaXZsとiPadProとで比べてみました。iPad側に基準設定があればもうちょっとちゃんと比べられそう…。
レビューを見ると、実際に仕事で利用されている方もいるようです。
速度
え〜っと、今度車に乗って試して見ますね。そうご期待。
追記(2017/9/23):自家用車で計測しましたが、60km/hで走行しても20km/hぐらいしか表示されませんでした。手に持って振り回して使う感じですかね。
赤い矢印は現在の速度、青い矢印は最大値です。
分度器
あまり参考にはなりませんが、これも同じような条件でXperiaXZsとiPadProとで比べて見ました。
何に使うかはあなた次第…。
LEDライト
ピカッーと光るライトですね。私のXperiaXZsでは機能しませんでした。レビューを見ると、結構使えない端末が多いようです。特にXperia。
騒音計(Androidのみ)
db(デシベル)という単位で音の大きさを測ります。画面右上の i をタップすると目安の値が表示されます。
例えば、40dbで昼の静かな住宅地。100dbで電車通過時のガード下だそうですよ。
赤い矢印は現在の音の大きさ、青い矢印は最大値です。
気圧計(Androidのみ)
中学理科の話だそうですが…気圧ってなんですかね?私にはなんとなく…しかわかりませんので、こちらをご覧ください。
私の持っているXperiaXZsは気圧センサー(barmeter)を積んでいるので機能しています。
というわけで、機能はこれだけです。現代のサバイバルツールって感じで楽しいですね。面白いアプリです。
どう使うかはあなた次第です
専門の測る機器と比べたらスマホの形状やセンサーの質などで精度は違ってくるかも。(当たり前)
ですが、日常生活の中でぐらいでなら曖昧な事を数値化することによって客観性を持たせ、計画的に事を運びやすくするぐらいの精度はあると思いますよ。
例えば、エアコン掃除の後と前ではどのぐらい音が違うかを騒音計で比べて見て、どのぐらい綺麗に掃除できたのかが数値でもわかりようになります。
水準器を使って家が毎年どのぐらい傾いてゆくのか(金銭的にって意味じゃないですよ、物理的にってことですよ)、定点観測すると面白いかもしれません。
脱出…
アプリの使い方も精度もだいたいわかったことですし、後は水準器で船の傾きを測るだけです。分度器でもいいですね。
天は自ら助くる者を助くと言います。沈みゆく船から生還への突破口を開くのはあなたです。
さあ、測って考えて!
もし無事に生還できたのなら、レビューの星は5つにしておきましょう。決して「ライトが使えなかったので星1つ」とかはやめてね!