スマートフォンであまり電話をかけない人や、ガラケーから移行したばかりの人がやってしまいがちなのが、電話の切り忘れ…。
通話を監視するアプリを導入して切り忘れの対策をするのもいいですが、Androidの設定項目にある『電源ボタンで通話を終了』を設定しておくだけでも十分な対策になると思います。
ただし、デメリットというわけではありませんが、注意しなければいけないこともあるので、そのこともお話しておきます。
※ Android 8.0 で記事を書きました。
目 次
電話の切り忘れ対策の基本『電源ボタンで通話を終了』の設定
なぜ『電源ボタンで通話を終了』の設定にしておいた方がいいのかというと、ほとんどの人はスマートフォンを使った後に電源ボタンを押して画面を消す動作を行います。
このスマートフォンを消す動作と電話を切る(オフ)動作とを関連付けておけば、切り忘れも減るだろうという理由からです。
『電源ボタンで通話を終了』の設定方法
画面上部から下へスワイプスし、通知パネルを引き出します。(他の方法でももちろんオッケー)
※ 機種によっては「ユーザー補助」ではなく「便利機能」といった名前になっているものもあります。
▼ 設定で『電源ボタンで通話を終了』をオンにしている場合でも、画面上の通話を切るボタンをタップしても通話を終了できます。
『電源ボタンで通話を終了』の注意点と対策
『電源ボタンで通話を終了』の設定を有効にしたからといって、もう安心とは限りません。
『電源ボタンで通話を終了』の注意点
例えば、通話中にAndroidスマートフォンがスリープードに突入すると画面が消えるのですが、このとき「画面が消えているので電話が切れている」と勘違いして通話終了後に電源ボタンを押さない(電話を切らない)といった事があるかもしれません。
では、スリープモードを無効にしておいけばよいのではと思いますが、Androidは標準でスリープモードを無効にすることができません。(Android8.0で確認)
さらなる電話の切り忘れ対策
電源ボタンを押すことで通話を終了させる方法だけでは心もとない場合は、追加の対策をしてやります。
- スリープモードを最大値の30分に設定しておく
ただし、30分を過ぎても切り忘れたままの時は意味がない。 - 通話切り忘れ対策のアプリを導入する
ただし、機種やAndroidOSのバージョンによってはうまく動かないことも。 - かけ放題といった定額プランに入っておく
ただし、あまり電話を利用しない人は割高になってしまう。 - 他
といった方法があります。
上記4つの中で最もおススメしたいのは、「通話切り忘れ対策のアプリ」の導入です。
設定した時間が来れば自動的に通話を切断してくれたり、通話を切るときにバイブレーションで知らせてくれたりするアプリがあります。
電話の切り忘れ対策アプリは、Playストアで『通話 終了』といったワードで検索すればたくさん出てきます。一度検索してみてください。
私の場合は、『電源ボタンで通話を終了』だけで十分だと判断しましたので、「これいいな」と思うアプリが見つかるまで保留にしておきました。
どういうときに切り忘れるのか…
- スリープモードに入って画面が消えていた。
- ホームボタンをタップした。
- 戻るボタンをタップした。
- 別のアプリに移行した。
- 通話の相手が電話を切ったと思った。
- 他。
電話の切り忘れでどのぐらい損失が出るのか、ちょっと計算
先日、私は1時間ほど電話を切り忘れてしまって、4,730円の請求が発生してしまいました。(普段は2,000円以内)

スクリーンショット
電話の相手が通話を切ってくれていればよかったのですが、相手の方はガラケーからスマートフォンに切り替えたばかりでスマートフォンの操作に慣れておらず、電話を切り忘れたそうです…。
IIJmio(MVNO)の場合
IIJmioというMVNO事業者さんを例に、電話を切り忘れるとどのくらいの通話料金が発生するのか表にしてみました。
30秒(国内通話) | 15分 | 30分 | 1時間 | 2時間 | 3時間 | 12時間 |
20円(通常料金) | 600 | 1,200 | 2,400 | 4,800 | 7,200 | 28,800 |
10円(みおふぉんダイアル) | 300 | 600 | 1,200 | 2,400 | 3,600 | 14,400 |
こちらの業者さんは、「誰とでも3分&家族と10分」という制限のあるかけ放題のプランがありますが、電話をあまりしない人は向いていません。
最後に…
こちらが忘れていても相手が電話を切ってくれたらよいのですが…。
他力本願にならないように、通話を切り忘れた場合の対策はしておいた方がいいでしょう。