台所にガス警報器を設置してから5年の有効期限がきましたので、節約とばかりに新しいものに自分で取り替えました。
しかし、調べてみると、わたしの家はガス警報器を設置する義務はありませんでした…。
都市ガス(13A)をメインにその辺ちょっとお話しします。
このページはガス警報器について書いています。火災警報器(住宅用)は新築・中古の不動産に関わらず罰則規定はありませんが設置は義務付けられています。『イクラ不動産』さんのサイトがくわしいです。
都市ガス警報器には種類がある
まず、ガス警報器は何かというと、
ガス警報器またはガス検知器(英: Gas detector)とは、漏れた燃料用ガスや不完全燃焼によって生じた一酸化炭素(CO)を検知して警報を発する装置である。
Wikipediaーガス警報器
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/ガス警報器
最終更新 2017年2月2日 (木) 09:35
家庭用のガス警報器(都市ガス)には、
- ガスだけしか検知しないもの
- ガスと一酸化炭素(CO)の両方を検知するもの
- 上記の2つに加え、火災(煙式・熱式)も検知できるタイプのもの
があります。
購入設置するときは、自分の家が都市ガスかどうかを知ることと、どの警報器が必要なのかを確認しましょう。
ちなみにわたしの家は、ガス漏れしか検知しないものを設置していました。
ほとんどの地域は13Aという軽い都市ガスです。一部で12Aという都市ガスが使われています。
ネットショップで都市ガス用警報器を購入するときは必ずチェックしておきましょう。
物やガスが不完全燃焼した時に発生するガスで、強い毒性があります。「無色」「無臭」のために気づきません。
都市ガス警報器には有効期限がある
都市ガス警報器は、感知するセンサーが有効に働き続けるための5年の保証期間があります。保証期間が過ぎたら交換です。
使い始めてからが保証期間の開始日となります。製造日や購入したその日ではありません。
ガス警報器の取り付け義務は、法で定められた特定の場所を除いてありません
大阪ガスさんのサイト:お客様サポートによると、
Q:ガス漏れ警報器は取り付けしないといけない設置義務があるのですか?
A:法で定められた特定の場所(特定地下街や地下室、または超高層建物)を除き、ガス漏れ警報器の設置義務はありません。
大阪ガス(ご家庭のお客様):お客様サポート より
Q:ガス漏れ警報器の取り付け義務のある特定の場所とは、どのような場所ですか?
A:建物区分で、特定地下街や地下室、または、超高層建物などは、ガス漏れ警報器の取り付けが義務付けられています。 LPガスの場合、3階建以上の集合住宅・特定地下街・地下室などとなっております。
大阪ガス(ご家庭のお客様):お客様サポート より
ごく普通の都市ガス一般家庭2階建一軒家では、設置しなくても義務も罰則も発生しません。
というわけで、取り付けないことが一番の節約になります。
しかし、何かあったときは心配だし大変。次の章でガス警報器を取り付けたときのコストを簡単に比較してみました。
安心安全を手に入れるなら、ガス会社さんで機器を買い切りにした方がよい
わたしは警報器を自分で用意して自分で取り付けました。
しかし、ネットで購入したものは品質が心配。どこのメーカーだろうか…。どこに取り付けようか、といった不安も。
やはり、もちはもち屋ということでガス会社さんのガス警報器をリースまたは買い切りが一番安心安全なのではないでしょうか。大阪ガス(2022/11/20時点)さんを例にいくつか利点をあげてみました。
ガス会社の警報器(ここでは大阪ガス)を利用する利点
- 自分の住むエリアのガス会社で買うわけだから、間違った製品を買うリスクが低い
- 専門担当者による無料取り付け
- 警報器の有効期限切れによる交換のお知らせ
- リースプランが用意されている(ガス代と一緒に払える)
- ガス会社の商品。アフターサービスなどを含めて安心安全
- など
ガス会社さんの警報器を購入する場合は、専門担当者による無料取り付けのサービスがあれば一番嬉しいですね。自分で取り付けるとなると時間かかるし、機器が正常に動作しているか不安なんですよね。
ではつぎに、大阪ガスさんの一部警報器のリースと買い切り、自分で購入設置したときの比較表を作ってみました。
商品名(台所用) | 購入場所 | 買い切り価格(税込み) | 一ヶ月リース価格 | 5年(60ヶ月)リース価格 | 設置 |
---|---|---|---|---|---|
ぴこぴこ ガス漏れ・CO警報器 | 大阪ガス | 14,190円 | 352円 | 21,120円 | 無料設置 |
煙式ぴこぴこ 火災警報・CO警報・ガス警報 | 大阪ガス | 15,180円 | 367円 | 22,020円 | 無料設置 |
煙式ぴこぴこ(コードレス) 火災警報・CO警報・ガス警報 | 大阪ガス | 16,280円 | 393円 | 23,580円 | 無料設置 |
Panasonicガス当番(ネット販売) ガス警報 | ネットショップ | 7,315円 | — | — | 自力で設置 |
Y社(ネット販売) CO警報・ガス警報 | ネットショップ | 1,1000円 | — | — | 自力で設置 |
熱式Y社(ネット販売) 火災警報・CO警報・ガス警報 | ネットショップ | 14,300円 | — | — | 自力で設置 |
わたしの購入したものは、ガス漏れしか検知できないものだったので、お得といえばお得ですが、火災やCOの警報がありません。
また、プロが選んだ最適な場所にプロが設置するのでなく、自分で考えた場所に自力で設置しなくてはなりませんでした。
そう考えると、火災やCO警報もついたガス会社のものを買い切りで購入すれば、市販のものよりそれほど高くないことがわかります。
▼大阪ガスさんのページを参考にしました。くわしくはこちらをどうぞ。
ネットやホームセンターなどで自分で購入する場合
- 都市ガス用(都市ガスの種類も確認)かLPガス用か、どちらが必要か。
- 検知はガスだけで良いのか?
を必ず確認しましょう。
そして、取り付ける際は、
- 都市ガスとLPガス用途では取り付け場所が違う。
- 取り付けたら、必ず動作確認(専用のライターなど)をおこなう。
都市ガスはメタンが主成分。百均のライターはブタンガスなので動作確認には使えません。
節約はできたものの、ちょっと不安が残りました
- ガス警報器には、ガス漏れ警報と一酸化炭素(CO)や火災も検知できるものがある。
- ガス警報器は設置義務がないので取り付けないのが一番節約できる。しかし、ガス漏れなどの監視ができず、不安。
- ガス警報器を購入設置する場合は、ネットショップで購入したものは安いが、ガス会社で購入すれば設置までしてくれるところもある。
わたしは自分で取り付けましたので節約はできました。
しかし、ガスしか検知しない機器なので「ちょっと不安かも…」といったところです。
わたしは、ガスしか検知しない製品とわかっていて購入したわけですが、やはり一酸化炭素や火災も検知できる方が安心ですよね。
というわけで”家庭用の都市ガス警報器を自分で用意したら本当に節約できるのか?”を終わります。