秋から春にかけて、街歩きやモーターサイクルや自転車に乗るときに着用しています。
アウトドア用の商品ですが、街歩きやモーターサイクルに乗るときの防寒着としてのインプレになります。
バイクウェア・ライダーズジャケットではないため、こけた時のダメージは当然ながら大きいです。バイクウエアとしての着用は、参考程度に聞いてやってください。
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目 次
モンベルのパウダーシェッドパーカを街歩きやバイクに乗る時に着用しています
モンベルさんのパウダーシェッドパーカというソフトシェルジャケットです。
当方、身長173cm・体重63kgでMサイズを着用しています。
Sサイズでもオッケーな感じですが、ちょっと余裕があった方が動きやすいのでMサイズにしました。
ソフトシェルジャケットとは…
ソフトシェルとは柔らかく伸縮性のある素材を採用した、防風性・撥水性を備えたウェアです。生地の内側に施された起毛加工が保温性を確保しつつ、通気性により汗を速やかに外部へ放出します。ソフトシェルの最大の魅力はアウターとしても中間着としても快適に使えることです。
ソフトシェルとは ー モンベル より
実際、やわらかくて伸縮性があります。ゴアテックス系のレインウェアのようなパリパリ感が全くありません。
ですから、体を動かした時のバリバリカサカサ音は、ゴアテックス系の素材よりもマシです。
また、テカテカ・ツルツルのナイロン丸出しのレインウェアなどと違って、本当に水を弾くのかな? といった印象を受けます。
製品の仕様
クリマバリアという素材を採用しています。
防風・透湿性フィルムをシェル素材とフリース地で挟み込んだクリマバリアを全面に採用することで、非常に高い防風・保温性を実現したパーカです。
生地が持つストレッチ性とひじ部分に採用した立体裁断により、抜群の運動性を実現。スムースピットジップや、フード・すその調節機能も搭載し、ウインタースポーツのアウターとして真価を発揮します。完全防水ではありません。
素材の特徴<クリマバリア> ー モンベルより
商品の詳細
各部位を見ていきます。
前面のファスナーですが、普通のものと構造が違います。
フードは脱着しやすく、あまり窮屈な感じはしません。
体にぴっちりとまとわりつくような成形ではないのでゆったり着れるかと思います。
モーターサイクルでの着用。走行時のインプレ
パウダーシェッドパーカの特徴を簡単に理解したところで、モーターサイクルに乗っている時のインプレをしてみたいと思います。
撥水性は……
まず、この製品は完全防水ではありません。
防水目的での撥水性能は期待してはダメです。条件が良くないと雨が表地に簡単に浸透します。すぐに中までは浸透しませんが…。
それに、モーターサイクル(以下、バイク)で走ると風圧がかかるので、撥水性はさらに期待できません。
コップに入れた水をパーカにぶっかけると、しっかり水を弾いてくれるのですが、霧吹きで細かい水滴を吹きかけると簡単に表地が浸透してしまいます。
完全防水ではないから当然と言えば当然ですね。
防水を期待したいのなら、サンダーパス ジャケット
サンダーパスジャケットは、防水透湿素材を採用したモンベルの廉価なレインウエアです。
パウダーシェッドの半分ちょっとの価格でコスパ最強です。パウダーシェッドの柔らかい表地と比べると、いかにもナイロンレインウェアって感じです。
管理人ジョンは、パウダーシェッドかサンダーパスかどちらを買うか試着してみて迷ったのですが、バイク以外に街着としての着用も考えて、パウダーシェッドパーカにしました。
サイズ感はパウダーシェッドとほとんど同じ印象です。
モンベル製品は、ちょっと余裕を持ったサイズ感で作られているものが多いように感じます。
冬の大阪駅構内で、雨も降ってないのにサンダーパス ジャケット着ている人を何度か見たことがありますが、黒系の色以外はかなり目立ちますね。
バイク用でないレインウエアは、風の巻き込みで雨が内部に侵入したりするものがあるので、本当はレインウエアもバイク用がいいです。
製品によっては、バイクでの利用には向かないと記載しているものもあるので、要チェックです。
防風性能・防寒性能はインナーで調整
アウトドアウエアは、体を動かして着用することを想定しているので、透湿機能(衣類の内側にこもった湿気を外に逃がす)がついているものがあります。
パウダーシェッドパーカは透湿機能があるおかげか、衣類の内側はスースーした感じなので、ちょっと寒く感じるかもしれません。
というわけで、寒いなと感じたら、インナーを調整して、防風・防寒の対策をとります。
首元から侵入する風にはネックウォーマーで対策し、フリースなどを着て防寒の対策をします。薄いフリース1枚でも全然違いますよ。
私の場合、だいたい11月に入って気温が12〜3度位になれば、インナーにヒートテック・Tシャツ・薄手フリースを着ます。あとは寒さに合わせて調整します。
本当に寒くてやってられないって時は防風対策されているバイク用のインナーも利用します。
首元から侵入する風は、ネックウォーマーなどをして隙間を埋めるしかありませんね。
手首はベロクロ(面ファスナー)で細く絞れるので、ほとんど問題ないかと思います。
ずっと昔、某バイクメーカー公式の防寒ウエアを購入したことがあるのですが、生地の素材が硬いためか、成型が悪いのか、服の中に風の通り道ができてしまい、寒くてしょうがないということがありました。
パウダーシェッドパーカは素材が柔らかいので、あまりそういうことはありません。雲泥の差ですね。
前述のように、完璧な防寒を求めるならネックウォーマーは必須ですね。100円ショップでも良いものが売っていますよ。
管理人の話…
” ウインドストッパー”を採用したネックウォーマーは風を防いでくれて、バイクで使うにはもってこいです。
ただ、バイクから降りて街を歩くと、蒸れてすごく暑かったですね。
プロテクションは期待できない
プロテクターがあるバイクウェア・ライダーズジャケットではないため、こけた時のダメージは当然ながら大きいです。
インナーにプロテククションジャケットを着るなどの対策が必要です。
インナープロテクター
バイクショップでインナープロテクターを試着してきました。
試着の前はスマートかなと思うのですが、実際着てみるとごつい。印象がガラッと変わりました。特に肩と背中がごつくなります。
でも、軽くていいですね。
管理人の話…
以前は、オフロードバイクに乗って林道をよく走っていました。
ネットで林道用にボディープロテクター(胸背腕肘のプロテクターが一体化した製品)を安価で購入したのですが、重いし暑いしで一度も使わず…。着ているだけで疲れました。
お手入れはちょっと大変
最新の防風透湿素材を使っているので、専用の洗剤、専用の撥水剤で洗濯撥水加工します。
排ガスなどでかなり汚れると、蒸れを逃す細かい穴が詰まり、透湿効果が薄れると思います。バイクに乗って常に着用している人は年数回は洗濯したほうがいいと思います。

そのほか
動きやすいです。後ろを振り向いたりする動作が楽。
街着としてのインプレ
アウトドアウェアなので、色がカラフルなものが多いですが、表地はそんなにテカテカと光ってないので、目立つことなく街中でも着れるかなと思います。
街中で歩くだけなら、防風・透湿・防寒は必要以上の十分な性能を発揮してくれます。最強の街着になるでしょう。さすがアウトドアウェアといったところです。
極寒の日でも、ネックウォーマーとインナーにフリースを着用することで、寒さを感じません。※ 私の住む地域でマイナス2度ぐらいまで。あくまで個人の感想です。
綿製品ではないので軽いです。肩が凝りにくいですよ。
購入するには
基本的にモンベルの製品は値引き販売がありません。
安く買おうと思えば、
- モンベルクラブの会員(年会費あり)になってポイントをもらう。
- モンベルのアウトレット(オンライン・実店舗)に行く。
- アマゾンで売れ残りのサイズや色のものを買う。
(ただし、そんなに安くはないですね…)
くらいでしょうか…。
1~2年に一度のペースでカラー変更があるので、欲しい色がある時が買い時だと思います。
まとめ
バイクで着用するならもっといいアウトドアのウエアがあると思います。一度近くのアウトドアショップに行ってみるといいかもしれませんよ。
シーズンオフの時期(1月~3月ごろぐらいまでかな?)なら安くてお値打ちなものがたまにあります。
このジャケットを着用して既に3年が経過しました。価格が高いだけあってか(といっても性能面から考えたら安いです。)、ハードな使用に加えて洗濯を2回おこなっているにも関わらず、劣化はほとんどなく、防寒性能も変わらないと思います。
黒系の色なら目立たないので、街中でも十分に着れると思います。
以上で、”パウダーシェッドパーカ”のインプレを終わります。