ザ・ノース・フェイスのコンパクトジャケットは、ちょっと肌寒いかな? といった季節にぴったりのシェルジャケットです。
わたしは、4月の雨の日や肌寒い夜に重宝しましたよ。
というわけで、タウンユース(街着)での私的なインプレを書いてみました。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE,Inc)はアメリカ合衆国の企業です。日本ではゴールドウイン社さんが商標権を買い取っています。
▼ 洗濯してみました。

NORTH FACE コンパクトジャケット
例外もありますが、シェルジャケットとは、一番外側に着るウエアのことです。
コンパクトジャケットは、シェルジャケットと呼ぶより、ウインドブレーカーと呼ぶ方がしっくりくる感じ。
街着としてのインプレ
アウトドアウエアですが、街着としても着れます。むしろ、アウトドアで利用している人は少ないのではないでしょうか。
サイズ感と着心地
- 全体的にゆとりがあって着心地は楽
当方、173cm63kg(男)の平均的な体型でMサイズを着用しています。
モンベル商品と同じようなサイズ感で、ゆとりがあります。
GOLDWINさんのオンライトストアによると、
シルエットも中間着と合わせやすいややゆとりを持った仕上がりです。
とのことなので、誰が着ても余裕のあるつくりになっているのでしょう。
体型がやせ型の人なら、ワンサイズ落としても大丈夫そうです。
実際、私もワンサイズ落とせばよかったかなと…。
ゆとりがあるサイズ感で動きやすいのですが、寒いからといって、あまり下に着込みたくないですね。薄いジャケットを着ている意味が無くなりますし。
管理人の経験談…
薄いジャケットの下に着込みすぎると、シルエットで着ぶくれしているのがよくわかり、思っている以上に不格好になりますよ…。
私の場合、コンパクトジャケットの下には、長袖か半袖のTシャツしか着ていません。
▼ ナイロン感丸出しの生地と違って、コットンのような肌触り。表面がツルツル・テカテカしていないので、街中でも変に目立ちません。
撥水性はふつう
20洗80点の撥水加工(20回洗濯を繰り返した後でもおよそ80%の撥水性が維持されている)が施されています。
小雨の中を20分ほど歩きました。ナイロン地には浸透せず、しっかり水をはじいていました。
防汚性や撥油性にも優れるモンベルさんのポルカテックス加工と比べても、撥水性はそんなに変わらない感じ。
▼ 長時間雨の中だと、最初にロゴ周りから水がしみ込んできそう。
参考 コンパクトジャケットザ・ノースフェイス公式通販防寒性・防風性はほとんどなし
体型によって寒さの感じ方に個人差があります。参考程度に。
- 防寒性:完全な防寒は期待しない方がいいです。
- 防風性:完全な防風は期待しない方がいいです。
ちょっと肌寒い日に街中をぶらぶらと歩いたり、春や秋のちょっとしたハイキングで少し寒いなと感じたりしたときに羽織るのがベストかと思います。
アウトドアウエアなので、体を動かしていること(体温が上がっている)を想定して製品を作っていると思います。
コンパクトジャケットに限らずですが、着込めば防寒性・防風性はあります。
でも、上に書いたとおり、着ぶくれが目立つので、やめておいた方がいいかな。
また、ナイロン製ですが風を通すので、防寒・防風が目的で自転車やバイクに乗るためだけに買うのはやめておいた方がいいでしょう。
気温17~18度ぐらいの日に、コンパクトジャケットを着てバイクに5分ほど乗りましたが、寒すぎ…。※歩けば暖かい日。インナーは長袖Tシャツ一枚のみ。
持ち運びに便利
軽くて小さくたためるので、「ちょっと寒くなるかも?」と思ったら、気軽に持ち歩けるジャケットでもあります。
管理人の話…
私の住む地域の4~5月頃は、昼間は暖かいのですが夜は寒いです。
昼間から居酒屋でお酒を飲んで、夕方に家へ帰るときに必須のジャケットとなります…。
▼ ポーチに入れて持ち運び。使わないときは、ポーチから出してハンガーで吊っておきます。
デザイン
色もデザインも極めてシンプル。
Amazonや楽天さんのレビューを見ると幅広い年齢層に支持されています。
柄が入ったコンパクトジャケットがよければ、ノベルティコンパクトジャケットという製品もありますよ。
静電ケア設計
自家用車から降りてドアを閉めるとき、コンパクトジャケットを着ていると、静電気で「バチッ!」とあまりしなくなりました。地味にいいですねコレ。
静電ケア設計
この商品は静電気防止部材を採用し、静電気の発生を抑えた静電ケア設計をしています。
静電気防止縫製糸使用
コンパクトジャケットの商品タグ より
管理人が気に入っている点
アウトドア製品だけあって、首元が実用的なデザインになっています。
「肌寒い」を通り越して「寒い」と感じたら、ファスナーを最後まであげるだけでちょっと暖かくなります。とくに、風が強いときの効果はてきめんです。
安い製品だと、ファスナーを最後まで上げると、首元がかなり窮屈になったり、それほど防風効果がなかったりするのですが、この辺はさすがです。
購入するには
webショップや実店舗でよく見かけますが、webショップだと人気のカラー(色)は、あっという間に完売します。
好みの色がwebショップになかったら、実店舗に行ってみることをおススメします。
理由は、webショップで好みの色が売り切れていても、実店舗で在庫があったりします。(意外に残っていたりします。)
また、試着してサイズの確認をしたり、似たような商品を物色したりすることもできますよ。
管理人の話…
フォーリーフクローバーの色がいまいち好きになれず…。
物は試しに、好みの深緑色に染色しようと思いました。
しかし、撥水加工を施したものは、色むらやしっかり染まらなかったりするので、基本的に染色できないそうです…。
総 評:軽くてさっと羽織れるシェルジャケット
肌寒い日にぴったりのジャケットです。
また、軽さと小さくたためて持ち運びが楽ちんで、さっと羽織れるお手軽さ。
一枚持っていれば、けっこう便利に使えます。
品質は悪くないが価格がネック
品質は流石です。縫製も成型もしっかりしています。
ですが、価格が高すぎますね。モンベルのこの手の商品の倍近い価格は、コスパが悪すぎます。
▼ モンベルのウインドブレーカーのカテゴリーと比べて見れば、一目瞭然。
参考 モンベル オンラインショップモンベルハードシェルとソフトシェル
前者は、硬めの素材で防水性・防風性・耐久性等がしっかりしたジャケットです。主に一番外側に着衣します。
後者は、柔らか目の素材でストレッチ性があります。ハードシェルと比べると防水性は弱く、耐久性も劣りますが、中間着(フードなし)にもなるジャケットです。
どちらも厳しい環境からシェル(殻)で身を守るジャケットというわけです。
コンパクトジャケットは、ハードでもソフトでもない普通のシェルジャケットですね。(モンベルさんのこのカテゴリーの製品は、ウインドブレーカーになります。)
※ 一般的な認識で分類してみました。
以上です。春秋におススメのシェルジャケットです。アウトドアウエアなので長持ちしますよ。