冷めてしなびてしまった天ぷらに霧吹きで水をかけてオーブンで温めてやると、衣がサックっと復活するという方法があります。
はたしてこの方法は、とんかつや唐揚げでうまくいくのでしょうか?そうそう試してみましたよ。
ネットでよく見かける方法ですね。

- 天ぷらに霧吹きで水をまんべんなく吹きかける。
- アルミホイルをひいた受け皿に天ぷらをおく。
- 2をオーブントースターで温める。
ネットでは唐揚げもできますよ、というふうに紹介されているサイトもあるようです。
今回は、この方法でとんかつや唐揚げをサクッとさせてみたいと思います。
冷めきったトンカツはサクッとなるか?
それでは、天ぷらと同じ方法で試してみます。
▼ トンカツ弁当を買ってきました。350円ですって!弁当の写真は失敗したので、トンカツだけ…。

オーブントースターについている受け皿にアルミホイルを敷きます。
アルミホイルはくしゃくしゃにして凹凸を作ります。この上に水で濡らしたトンカツを置きます。
アルミホイルをくしゃくしゃにするのは、熱したトンカツから流れ出る油にトンカツの裏面が再び触れないようにするための措置です。
では、オーブントースターに入れます。
表も裏も熱を均等に加えるために頃合いを見計らって、何度もひっくり返します。
油が火災の原因になりかねないので、オーブントースターから離れないようにしましょう。
出来上がりの写真は上記の写真とほとんど変わらなかったので割愛します…。
というかすぐに食べてしまいました。
結果報告:サクッとしましたが…
冷たいままとは雲泥の差で、多少はサクッとなりました。
しかし、衣が硬い…。
それよりも、ぶっちゃけ、めんどくさい…。トースターから目を離してはいけないし、定期的にひっくり返すのも面倒。
あと、このトンカツがもともとお安すぎておいしくないのか、もともと硬かったのかもしれませんが、手間をかけたわりには今ひとつ…。
サクサクのメカニズム
揚げたての天ぷらがサクサクなのは、衣に小さな空洞が無数にできるからです。
しかし、時間が経つとその空洞が潰れるので、衣がフニャッとした食感になります。
この潰れた空洞を、もとの大きさにするには、
- 潰れた空洞を再び水で膨らませます。
次に、水で膨らんだままだと衣はベチャベチャのままなので、
- 水が入った空洞に熱をかけて水を蒸発させます。
そうすると、空気で膨らんだ状態の空洞に戻り、衣がサクサクとした状態に戻るというわけです。
しかし、油を多く含んだトンカツや唐揚げは冷めてもその空洞に油が残ったままなので、水をかけてもあまり効果がないようにわたしは思います…。
唐揚げも試してみましたが…
敗因はぶっちゃけ、トンカツが安すぎたのかも…?
衣の油がハンパなかったです。
今回使ったトンカツは、激安スーパーで購入しました。カキフライ弁当が税抜き198円で売ってるようなお店です…。
衣をサクッとさせるよりも、衣を取って食べたほうが体のためだろうな…って思いました。
つぎに、同じ激安スーパーで買った唐揚げで試してみました。

結果は、油がすごすぎて、温めても温めて油がにじみ出てきましたよ。
今回は失敗でしたが、近々お高いトンカツや唐揚げでリベンジします。
というわけで、わたしはこのごろ『松のや』のトンカツ定食(朝メニュー490円・2022/12/06時点)を食べてます。やっぱり、揚げたてが一番ですね。

終わりに
でもまあ、一度試してみてください!お高いトンカツや唐揚げなら、うまくいくかもしれません!
油を多分に含んでいるものをオーブントースターで温めるときは、火災に要注意ですよ!
以上です。とんかつは最高ですね。読んでくれてありがとうございました。